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ビル・パーセルズ元HCがペイトリオッツの殿堂入りへ

2025年04月02日(水) 13:07


【NFL】

フォックスボロに、ついに雪解けの時が訪れた。ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトと、かつてチームを率いた名将ビル・パーセルズが和解に至った。

現地1日(火)、クラフトはNFL年次リーグミーティングの場で、パーセルズがペイトリオッツの殿堂入りのオファーを受け入れたことを発表した。

「お互いまだ30代で、生きているうちに、このチームに多大な貢献をしてくれた彼が殿堂入りを受け入れてくれるなら、それは素晴らしいことだと思っていた。そして彼は、それを快く承諾してくれた」と83歳のクラフトは述べている。

同じく83歳のパーセルズは、これまで殿堂入りの最終候補に5度選出されていたという。

ニューヨーク・ジャイアンツを率いて2度のスーパーボウル制覇を成し遂げたパーセルズは、1992年に2勝14敗と低迷していたペイトリオッツを立て直すべく、1993年に一度目の引退から復帰。チームを指揮した4シーズンで2度のプレーオフ進出を果たし、1996年にはチームをスーパーボウルへと導いている。

「1990年代初頭、ペイトリオッツは混乱の中にあった」とクラフトは声明の中で語った。

「しかし1993年、スーパーボウルを2度制したビル・パーセルズを迎えたことで、チームは瞬く間に信頼を取り戻した。当時のペイトリオッツには、彼ほどの実績を持つヘッドコーチはいなかった。彼は周囲のモチベーションを上げることに長け、常に選手たちから最大限の力を引き出してくれた。私がオーナーに就任した最初のシーズンに、彼がチームを7連勝に導き、プレーオフ進出を果たした時のことは忘れられない。そしてその2年後には、フランチャイズ史上初となるホームでのプレーオフ勝利を2試合挙げ、スーパーボウルへとチームを導いた。あの時の記憶は今も色あせることはなく、今回の殿堂入りにふさわしい功績だ。これまでも彼は5度、殿堂入りの最終候補に選ばれており、いずれは選出されていたはずだが、私は彼自身がその瞬間を楽しめるよう、プロセスを早めることにした。ビルを再びフォックスボロに迎え、ペイトリオッツの殿堂入りを祝えることを心から楽しみにしている」

クラフトがペイトリオッツを買収したのは1994年。その後、パーセルズとはチーム編成を巡って意見が対立し、最終的にパーセルズがチームを去る結果となった。両者の不和が頂点に達したのは、第31回スーパーボウルを目前に控えた週だった。パーセルズがニューヨークへの移籍を考えているといううわさが浮上し、試合前の準備期間はその話題で持ちきりだった。当時、クラフトはパーセルズがチームを最優先に考えていないと感じていたという。

チームを去る際、パーセルズが残した「夕食を作れと言うなら、せめて食材を買わせてくれよ」という一言は、今もなお語り草となっている。

あれから長い年月が流れ、NFLの歴史を築いた2人がついに同じテーブルで夕食を囲む時を迎える。

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