バイキングスRBジョーンズとカーディナルスTEヒギンズがNFL-USOツアーの一環としてクウェートの駐留軍人を訪問
2025年04月13日(日) 14:36
ミネソタ・バイキングスのランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズとアリゾナ・カーディナルスのタイトエンド(TE)イライジャ・ヒギンズが最近、NFLと米国慰問協会(USO)のツアーに参加し、クウェート各地の軍事基地に駐留している米軍兵士を訪問した。
NFLは毎年、“Salute to Service(サルート・トゥ・サービス)”イニシアチブの一環として、軍関連の慈善パートナーであるUSOと連携し、選手を海外に派遣して米軍兵士と交流する機会を設けている。このユニークな取り組みは、NFL選手が国の英雄に感謝の気持ちを伝え、彼らの日常を体験する機会となっている。
今年のツアーで、ジョーンズとヒギンズはキャンプ・アリフジャンやキャンプ・ビューリングなど、クウェート各地にある複数の軍事基地を訪問した。各基地では軍人たちとの交流イベントに参加し、個人的なつながりを深めるとともに、海外に駐留する軍人たちの経験について理解を深めた。また、軍人たちと交流して軍での役割についてより深く学んだり、クウェートおよびその周辺地域での任務について上級指導者から説明を受けたりした。
ジョーンズとヒギンズは共に軍人の家庭で育ち、それぞれ陸軍と空軍に所属していた両親を持つ。ジョーンズの母親はかつてクウェートのキャンプ・アリフジャンに派遣されていたため、ジョーンズにはツアーで訪れた基地の1つに個人的なつながりがあった。
NFLの社会的責任担当上級副社長であるアンナ・アイザクソンは「わが国の軍関係者とのつながりは、NFLの“サルート・トゥ・サービス”イニシアチブの礎です」とコメント。
「USOとの長年にわたるパートナーシップは、軍人、退役軍人、その家族に対するNFLファミリーの揺るぎない献身を直接示すために選手たちとわが国の英雄たちを結びつけることによって、この使命を実現するのに貢献しています」
USOのグローバルエンターテインメント部門副会長であるジェニファー・ワールクイストは「USOツアーは軍人たちの奉仕と犠牲に感謝を示すことが目的です。今回のツアーはより特別なものとなりました。なぜなら、アーロン・ジョーンズとイライジャ・ヒギンズの2人は共に軍人の家庭で育ち、軍人たちとすぐに打ち解け、彼らが必要としている故郷とのつながりを提供することができたからです」と述べた。
約60年にわたってNFLとUSOは提携し、NFLファミリーのメンバーを世界中の軍事基地に派遣して、国の軍人コミュニティと交流し、敬意を表してきた。NFLは1966年に初めてUSOと提携した際に、ベトナムおよびその周辺地域に駐留する軍人たちのもとを訪問。軍人と交流するために選手を海外に派遣した最初のスポーツ団体となった。それ以来、ドリュー・ブリーズ、ラリー・フィッツジェラルド、テリー・ブラッドショーといったレジェンドを含む250人以上のNFL選手、コーチ、幹部がNFL-USOツアーに参加し、約30カ国を訪れ、何十万人もの米軍兵士と交流してきた。
NFLは年間を通じてUSOと提携し、米軍に感謝と敬意を表している。NFLとUSOはフットボールというスポーツを活用し、故郷を離れて駐留している軍人たちに、親しみのあるものや喜びを届けるために協力している。リーグの“サルート・トゥ・サービス”イニシアチブとUSOとの提携を通じて、NFLは最近、世界中の軍事基地にある複数のUSOセンターの改修や拡張を支援した。また、NFLはニューオーリンズで開催された第59回スーパーボウルでもUSOと協力し、新生児を迎えた、あるいは出産を控えた軍人家庭を祝うために、特別なベビーシャワーイベントを実施した。USOの詳細は『uso.org(英語)』で確認できる。
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