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ブロンコスとの契約延長交渉は「正しい方向」に進んでいると楽観的なWRサットン

2025年04月14日(月) 08:51


デンバー・ブロンコスのコートランド・サットン【AP Photo/David Zalubowski】

ワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンとデンバー・ブロンコスの契約延長交渉は1年前よりもはるかに良い状況にあるようだ。

現地12日(土)、今シーズン限りで契約が切れるサットンが長期契約に関する話し合いについて最新情報を提供した。

サットンは『The Denver Post(デンバー・ポスト)』に「俺のチームはフロントオフィスの人たちと本当に良い話し合いをしているし、それは正しい方向に進んでいると思う」と話している。

「結局のところ、正しい方向に進んでいると実感できたらいい。彼らは俺がチームにもたらしてきたものをちゃんと見てくれていると思う」

「俺はキャリアの残りをここで過ごせることに対して、前向きで楽観的だ」

昨オフシーズン、自身の実績に見合った契約延長を求めていたサットンは、自主参加のOTA(チーム合同練習)を欠席。その後に実施された参加必須のセッションにはすべて参加し、最終的にはトレーニングキャンプが本格的に始まる直前に契約再構築に合意し、年俸アップを実現させた。

短期的な解決策は両者にとって良い結果を生み出した。

サットンはターゲット数(135回)とレシーブ数(81回)でキャリアハイを更新し、1,081ヤード、タッチダウン8回を記録。新人クオーターバック(QB)ボー・ニックスのお気に入りのターゲットとなったサットンのレシーブヤードは、チーム内で2位につけた選手よりも500ヤード以上多かった。そして、ブロンコスは2016年以来初のプレーオフ進出を果たしてシーズンを締めくくっている。

ブロンコスの未来が明るいだけに、サットンがその一員であり続けるために契約延長を実現させたいと意欲を高めているのは当然だ。30歳のシーズンを迎えるにあたり、サットンはデヴォーン・ベレやマーヴィン・ミムス、トロイ・フランクリンといった有望な若手選手がそろうブロンコスWR陣において、頼れるベテラン選手となっている。サットンは新たに加入したタイトエンド(TE)エバン・エングラムとも強力なコンビを形成するはずだ。

彼らは2024年に有望なシーズンを過ごしたニックスがさらなる飛躍を遂げるのを後押しできるグループであり、サットンを含め、その勢いを妨げるような契約問題を起こすことは誰も望んでいない。

「一番大きな要素のひとつは、昨シーズンが素晴らしかったことだ。それを土台にしてさらなる成長を遂げたいし、後退なんてしたくない。そのためにはオフシーズンがすごく大事だ」と語ったサットンはこう続けている。

「それに、もちろん、俺たちにはクオーターバックがいる。“これがチームの将来を担うクオーターバックだ”と分かった状態でオフシーズンを迎えることや、それを基盤としてさらに成長し、一貫性と土台を確立した状態でオフシーズンを迎えることは素晴らしい」

サットンとブロンコスのフロントオフィスが正しい方向に進み、両者が満足する着地点にたどり着けるかどうかは、時が経てば分かるだろう。

【RA】