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ブロンコスは2025年NFLドラフトでRBのポジションを「重視」するとペイトンHC

2025年04月19日(土) 15:52


デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトン【AP Photo/David Dermer】

デンバー・ブロンコスはランニングバック(RB)を必要とする状態でオフシーズンに入った。それは2025年NFLドラフトが来週に迫った今も同じだ。

ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンは現地17日(木)に開かれたドラフト前の記者会見で、クラブ側としてRBを追加する意向を明らかにした。

「ランニングバックのポジションに焦点が置かれる。ランニングバックを選ぶにはなかなかいいドラフトだからね」とチームの公式記録でペイトンHCは述べている。

このランニングバック層の厚さは、ベテランフリーエージェント市場をすっかり静まり返らせてしまっている。ドラフトで手頃なプレーメーカーをバックフィールドに加えたいと考えているチームはブロンコスだけではない。

「クオーターバックのプレーを助けるには2つの大きな協力者が重要となる。それは非常に良いディフェンス、そして当然ながら非常に良いランニングゲームだ」とペイトンHCは語っている。

ブロンコスがラッシュ攻撃を強化することは、クオーターバック(QB)ボー・ニックスの2年目の飛躍に役立つだろう。オフシーズンを通してペイトンHCは、“ジョーカー”タイプの選手を少なくとも1人は追加することの必要性について力説しており、それは具体的にタイトエンド(TE)かランニングバック(RB)だと言及している。彼らは選択肢の1つとして、フリーエージェンシーでTEエバン・エングラムと契約した。ドラフトでランニングバックを選べば、さらに選択肢を増やすことができる。

ブロンコスの現在のバックフィールドは、ジャリール・マクロフリン、オードリック・エスティメ、タイラー・バディ、2024年のドラフト外フリーエージェント、ブレイク・ワトソンとフルバック(FB)マイケル・バートンという構成だ。

ビジョンと才能がマッチしていれば、ペイトンHCはドラフト1巡目でランニングバックを指名する可能性も除外しなかった。ブロンコスは全体20位の指名権を持っている。

「それは自分たちのビジョンと、その選手に対するわれわれのビジョン次第だ」と1巡目でRBを指名することについてHCは述べた。「私は、オフシーズンの方が他の時期よりも獲得しやすい特定のポジションがあるという感覚をしばしば覚える。そしてまた、機運を見る必要もある。(元ニューオーリンズ・セインツのRB)レジー(ブッシュ)を指名した経緯や、(元セインツRBのマーク・)イングラムを指名した時のことを今でも覚えているよ。われわれの計画では、マークを(全体)22位で指名するつもりだったが、(セインツのディフェンシブエンド/DE)キャメロン・ジョーダンがやってきた。しかし、それでもイングラムを失いたくなかったので、トレードバックしたんだ」

「だから、いかにして彼らを使いたいかという本当にクリアなビジョンがあれば、あとはその選手がどれほどいいか、そしてどんなキャリアを送れそうかというチームの感触次第だと思う。それに、時にはドラフトの展開次第ということもある。誰かを指名しなかったからといって、それは必ずしも指名したくないわけではなく、たまたま他のポジションが降って湧いてきたからに過ぎない場合もあるんだ。だから多くはそのチーム、そして選手たちによって決まるということだね」

たとえブロンコスがドラフト初日にランニングバックを指名しなかったとしても、週末が終わる前にはきっと誰かを選ぶはずだ。ドラフトにおけるRB層の厚さはペイトンHCの2025年のニーズにうまくマッチしている。

【M】