新契約を望むレイダースLTミラー、自主参加のオフシーズンプログラムを欠席中
2025年04月19日(土) 18:58
ラスベガス・レイダースの新体制の滑り出しにちょっとしたつまずきがあった。長年活躍している選手の1人が姿を見せていないのだ。
2018年NFLドラフト1巡目指名のレフトタックル(LT)で、契約最終年を迎えるコルトン・ミラーが、自主参加のオフシーズンプログラムを欠席している。
現在29歳で、来るシーズンに30歳となるミラーは、保証額なしで1,220万ドル(約17億3,709万円)のベースサラリーを受け取ることになっている。ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルにとって最初のオフシーズンプログラムが現地4月8日(火)に始まったが、ミラーがいない原因はその契約だ。
17日(木)のドラフト前記者会見に参加した同じく1年目のジェネラルマネジャー(GM)ジョン・スパイテックは、その状況を引き合いに出して契約状況に関する話についての自身のアプローチを説明した――つまり話す気はないとの立場を。
「答えを教えよう。それはこれからも変えるつもりはない。契約についてわれわれが公の場で議論することはない。そしてこれは自主参加のオフシーズンプログラムだ」と彼は述べた。「参加する、しないは彼らが自由に選べることになっている」
あくまで任意のオフシーズンプログラムをミラーが欠席したことは、それほど警戒することでもないのだろう。だが、それがスパイテックの議題項目に追加されることはほぼ間違いない。
2018年に全体18位で指名されて以来、ミラーは上の入れ替わりの多いレイダースで一貫して先発を務めている。キャロルはミラーにとって4人目のフルタイムヘッドコーチとなる予定だ。
これまでの7シーズンでミラーは109試合でプレーし、うち107回で先発を務めた。唯一目立ったケガがあったのは、肩を痛めてキャリア最低の13試合しかプレーできなかった2023年で、先発しなかった2試合はこの年のものだ。
2024年に『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』でミラーが獲得したグレード80.6というのは、タックルの中で13位の成績であり、4シーズン連続で80超えのレートを記録している。
新たな時代の幕開けとはいえ、レイダースとしてはフレッシュな契約でミラーを満足させたいはずだ。成功するクラブというのは有能なレフトタックルをめったに手放さないものだからだ。
【M】