49ersのQBパーディーが自主参加のオフシーズンプログラムに参加、TEキトルは欠席
2025年04月23日(水) 09:53
サンフランシスコ・49ersでは、契約交渉中の主力選手のうち1人が施設に現れた一方で、もう1人は姿を見せなかった。
クオーターバック(QB)ブロック・パーディーが49ersのオフシーズンワークアウトプログラムの初日にあたる現地22日(火)に姿を現したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに報じている。
一方、チームとの新契約がまとまっていないタイトエンド(TE)ジョージ・キトルは参加しない見込みだ。
『Bay Area News Group(ベイエリア・ニュース・グループ)』のキャム・インマンによると、49ersのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチは火曜午後に報道陣に対応した際に「それがブロックだ。彼はプロだ」と述べ、「彼に感謝しているし、長くうちのQBとして活躍してくれることを楽しみにしている」と続けたという。
パーディーの参加は、交渉が正しい方向に進んでいることを示しており、それはまさにリンチGMが感じていることだ。
「物事が良い方向に進んでいくような、実質的な話し合いが行われてきたと思う」とリンチGMは話している。
ラポポートは、実績に見合った報酬を得ていないパーディーとの新契約に向けた話し合いは現在も続いていると指摘。2022年NFLドラフトの最後に指名されたパーディーは、相対的に少ない報酬でプレーしてきた。次の契約では大幅な報酬アップが見込まれており、地区ライバルであるロサンゼルス・ラムズのワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアがどう思おうと、その年平均額は5,000万ドル(約71億1,580万円)前後になるだろう。
契約最終年を迎えているキトルは、基本給として1,440万ドル(約20億4,914万円)を受け取る予定だが、そのうち保証された金額はゼロとなっている。キトルは31歳となった今も、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが率いるオフェンスにおいて重要な戦力だ。
『ESPN』のニック・ワゴナーによると、リンチGMは「良いコミュニケーションをとってきた。良い話し合いができているし、どうなるか見ていこう」と語ったという。
キトルのキャッチ能力とブロック能力は極めて貴重だ。キトルは2020年に締結した契約で年平均1,500万ドル(約21億3,452万円)を受け取っており、これはタイトエンドの中で4番目に高い数字となっている。アリゾナ・カーディナルスのトレイ・マクブライドは最近、年平均1,900万ドル(約27億0,424万円)の契約を結び、TEポジションの新たな基準を打ち立てた。
前回、キトルと49ersが契約延長に合意したのは8月中旬になってからだった。今回の契約交渉でも同様の展開になる可能性は高い。
【RA】