イーグルスとTEゴーダートが2025年シーズンに向けて契約再編に合意
2025年05月08日(木) 10:09
タイトエンド(TE)ダラス・ゴーダートの不確かなオフシーズンが終わった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地7日(水)に報じたところによると、2025年シーズンに向けて契約再編に合意したため、フィラデルフィア・イーグルスがベテランTEのゴーダートを保持することになったという。
今回の動きは、イーグルスがドラフト期間中に30歳のゴーダートに対するトレードオファーを検討した後に実現し、そのプロセスでは2018年ドラフト2巡目指名を受けたゴーダートにも市場の動向が随時共有されていた。ゴーダートは最終的に、フィラデルフィアに残留し、ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニが第59回スーパーボウル優勝後に掲げた“もう一度挑戦しよう”という目標を共に追求するために、契約の再編に合意している。
ジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンの含みのある発言を注意深く聞いていた人々には、ゴーダートが2025年に新しいチームに移籍する可能性が高いと考える十分な理由があった。ローズマンGMはゴーダートの不透明な将来がイーグルスの2025年ドラフトに向けたアプローチに影響を与えることはないと述べていたが、ゴーダートをトレードせずにドラフト期間を終えた後、「ダラスは現時点でチームの一員だ」と報道陣に述べた一方で、ゴーダートの残留を確約することはなかった。
結果として、そのアプローチは双方にとって実りあるものとなっている。ゴーダートは新天地で異なるオフェンスに適応する道を選ぶのではなく、契約再編に応じ、スーパーボウル優勝チームに残留してイーグルズの多角的なオフェンスで重要な役割を果たし続けることに価値があると判断した。
ゴーダートはキャリアを通じて、カンザスシティ・チーフスのTEトラビス・ケルシーのような目を引く成績を残してきたわけではないが、イーグルスに貢献する術を見出し、第59回スーパーボウルの進出過程では重要な場面でビッグプレーを決める才能を発揮した。2025年シーズンに再び好成績を収めれば、1月に31歳となるゴーダートは、その後のオフシーズンにフリーエージェント(FA)として好条件の契約を手に入れられるかもしれない。
スーパーボウル制覇を経験したゴーダートは、格下のチームでより多くのお金を得る可能性よりも、安定性と慣れ親しんだ環境――そして、再びタイトルを目指す新たな機会――を優先している。
【RA】