ジャイアンツの3人のパスラッシャー共演に期待感を示すDEティボドー
2025年05月08日(木) 13:56
ニューヨーク・ジャイアンツのディフェンシブエンド(DE)ケイヴォン・ティボドーにとっては、多ければ多いほど歓迎だ。
2022年の全体5位指名選手であるティボドーは、今季チームに加わる全体3位指名のDEアブドゥル・カーターを迎えることに胸を躍らせている。
現地6日(火)夜、ティボドーは「彼は素晴らしい選手だと思う。いろいろな形で起用できるはずだ」と“Gridiron Gala(グリッドアイアン・ガラ)”の会場で『ESPN』のジョーダン・ラーナンに語った。
「彼が全力で努力して、どんなものを見せてくれるのか楽しみにしている」
カーターの指名によって、もともと突出していたジャイアンツのパスラッシュがさらに強化されることになった。昨シーズンはティボドーとベテランのDEブライアン・バーンズがリーグ屈指のデュオを形成。バーンズはサック8.5回、QBプレッシャー66回を記録し、ティボドーも12試合でサック5.5回とQBプレッシャー42回をマークした。そこに、今年のドラフトで誰もがトップエッジラッシャーと認めたカーターが加わる。
ティボドーは3人全員が同時にフィールドに立つ場面がいずれ訪れると予想しており、 “NASCAR package(ナスカー・パッケージ)”と呼ばれたかつてのジャイアンツの強力なディフェンスを彷彿とさせる可能性がある。
「それこそがアウトサイドラインバッカーの役割だと思う」とティボドーはコメント。
「俺たちは複数の役割を担える選手なんだ。俺のスキルセット、ブライアンのスキルセットを見れば分かる。ブライアンはインサイドからラッシュできる。俺もできるけど、たぶんブライアンの方が上だ。でもブライアンはインサイドからラッシュできるし、俺もできる。彼は後方からラッシュできるし、俺もラインバッカーの位置から後方から仕掛けられる。アブドゥルも同じさ」
「どう組み合わせるかはこれからだけど、俺たち全員がフィールドに立つ瞬間は必ず来る」とティボドーは語った。
この3人に加え、スターディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスを起用したフロントは、柔軟性と実力を兼ね備えた容赦ないユニットになる。相手クオーターバック(QB)に絶え間ないプレッシャーを与え、ポケットを崩壊させることができるだろう。
ビッグ・ブルーがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区で上位を狙うなら、このディフェンシブフロントこそがカギを握る。
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