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ピケンズの加入で2人ともWR1になると話すカウボーイズWRラム

2025年05月20日(火) 13:56


ダラス・カウボーイズのシーディー・ラム【AP Photo/Jeffrey McWhorter】

ダラス・カウボーイズはワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズの獲得によって、ついにシーディー・ラムの相棒を見つけることができた。

ここ数シーズン、カウボーイズはラムの隣に据える存在を模索し続けたものの、決定打を欠いていた。ブランディン・クックスがフリーエージェンシー(FA)でチームを去ったことで、ラム以外の布陣は手薄となっていたところ、才能豊かでありながら気まぐれな一面も持つピケンズが加入した。

このデュオが同じフィールドでうまく共存できるのかという疑問があったとしても、この週末にアリゾナ州スコッツデールで開催されたクオーターバック(QB)カイラー・マレーのチャリティソフトボールゲームに2人がそろって参加したことで、それは払拭された。

『DLLS Cowboys(DLLSカウボーイズ)』によれば、ラムは「俺たちは2人とも1番だ」と語り、ピケンズも同意を示したという。

「AとかBとか、そんなんじゃない。両方が1番だ。あっちを見れば1番がいて、こっちを見ても1番がいる。どう対応するかは相手が決めればいい」

ラムが最後にターゲットを均等に分け合ったのは、2021年の2年目シーズンにアマリ・クーパー(レシーブ68回、865ヤード、タッチダウン8回を記録)とプレーしていた時だった。それ以降、カウボーイズの他のワイドレシーバーで660ヤード以上を記録した選手はおらず、ラムとのキャッチの差が52回以上ある状態が続いていた。

ピケンズがサイドライン際で勝負できることによって、カウボーイズは相手にジレンマを抱えさせられるはずだ。守備側はビッグプレーを警戒してカバレッジをラムに寄せるのか、それともピケンズとのライン際の1対1勝負に賭けるのか、選択を迫られることになる。

このコンビがどれだけ機能するかは、ピッツバーグ・スティーラーズ時代に波のあったピケンズがどれだけ安定感を発揮できるかにかかっている。来季にフリーエージェントを控えるピケンズが、ラムと並ぶことでターゲット数が減った場合、果たしてどのような反応を示すのか注目される。

ラムは、新たなチームメイトであるピケンズについて前向きな言葉を口にしている。ここ数年、自身に依存しすぎていたオフェンスを活性化させる存在になることを期待しているのだろう。もしうまくいかなかったとしても、カウボーイズにとって今回の補強はそれほど大きなリスクではなく、再びWR2の構想を練り直すだけで済む。だが、うまく機能すれば、2025年のカウボーイズには刺激的で爆発力のあるデュオが誕生することになる。

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