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ベアーズとGトゥニーが2年50億円の契約延長に合意

2025年05月21日(水) 08:37


シカゴ・ベアーズのジョー・トゥニー【AP Photo/Nam Y. Huh】

ガード(G)ジョー・トゥニーが新しい所属先から新契約を提示された。

トゥニーの代理人であるマイク・マッカートニーによると、トゥニーとシカゴ・ベアーズが2年の契約延長に合意したという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは現地20日(火)に情報筋の話をもとに、契約総額は3,500万ドル(約50億5,339万円)であり、トゥニーは今後3年間で合計5,100万ドル(約73億6,271万円)を手にし、契約時に3,350万ドル(約48億3,629万円)が保証されると報じている。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、契約最終年となる今季に1,600万ドル(約23億0,987万円)を受け取る予定だったトゥニーは、今回の契約延長以前の時点でNFLのレフトガード(LG)の中でトップ5、全ガードの中でも12番目に多い報酬を得ていたという。今回の契約によってトゥニーが受け取る年平均額は1,700万ドル(約24億5,424万円)となり、レフトガードとしては4位、全ガードの中では10位につけることになる。

過去3シーズンでオールプロ(そのうち2回はファーストチーム)に選出された実績を持つ32歳のトゥニーは、2025年に昇給が見込まれていたが、カンザスシティ・チーフスはそれに対応できず、他チームにトレードすることになった。トゥニーは3月に行われたトレードでカンザスシティからシカゴに移籍。チーフスが見返りとしてドラフト4巡目指名権を手に入れた一方で、トゥニーはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の王者から、新ヘッドコーチ(HC)ベン・ジョンソンの下で再建を目指す野心的なチームに移っている。

ベテラン選手を獲得してからわずか2カ月余りで、ベアーズは喜んでトゥニーに大型契約を提示。トゥニーはチーフスの先発5人が不安定だった時期にレフトタックル(LT)としてプレーすることで多才さを証明し、ユニットを安定させ、チームが3年連続でスーパーボウル出場を果たすのに貢献したラインマンだ。

結局、その不安定さが原因でチーフスは第59回スーパーボウルで敗れたものの、それはトゥニーのせいではなかった。すでに高い評価を得ているトゥニーは、フランチャイズクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズを守る役割を担うオフェンシブラインに、経験、安定感、そしてプロ意識をもたらすことが期待されている。トゥニーはこれまでより多くの報酬を得ながら、その実現を目指すだろう。

【RA】