カウボーイズのWRピケンズ獲得を「警戒しなきゃいけない」とイーグルスWRブラウン
2025年05月21日(水) 11:33
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の補強競争の中で、ダラス・カウボーイズは2人目の主力ワイドレシーバー(WR)としてジョージ・ピケンズをトレードで獲得した。この動きについては、ライバルのフィラデルフィア・イーグルスに所属するA.J.ブラウンでさえも称賛している。
ブラウンは最近、自身の『YouTube(ユーチューブ)』チャンネルでファンとやり取りした際に「いいと思う。ウソはつかない」と語った。
スーパーボウル王者のブラウンは、カウボーイズは昨シーズンを7勝10敗で終えたものの、ピケンズの獲得は地区ライバルを軽視できないことを再認識させる動きだったと話している。
「(カウボーイズのことは)間違いなく警戒しなきゃいけない」と強調したブラウンは「彼らについては心配することになるだろう。いや、トレードはいいんだ。トレードは好きだよ。競争も好きだ。ジョージ・ピケンズのことも、シーディー・ラムのことも気に入っている。その2人が連携するところを見るのは楽しみだ。それによって俺たちの力も最大限に引き出されるはずだからな。向こうがどう来るか分かっているなら、俺たちももっと頑張らないといけない」と続けている。
カウボーイズのトレードにより、NFC東地区には新たなスターWRコンビが誕生した。イーグルスが擁するブラウンとデボンタ・スミスのコンビは、NFLで最も強力な存在かもしれない。ワシントン・コマンダースはディーボ・サミュエルを獲得し、スターWRテリー・マクローリンとタッグを組ませることになった。ラムとピケンズで構成されるカウボーイズのWRコンビは、ピケンズがすぐに調子を上げた場合、イーグルスのコンビを脅かす可能性がある。ニューヨーク・ジャイアンツは遅れをとっているもののマリク・ネイバースという注目選手を擁している。
イーグルスは昨シーズン、ダック・プレスコット不在のカウボーイズを2度破り、合計で75対13という差をつけて圧倒した。しかし、大差の勝利を収めても、地区内対決は厳しいものになると指摘したブラウンは、次のようにコメントしている。
「スコアボードや点差に関係なく、そういうのは一番厳しい試合の1つだ。毎回そうだ。カウボーイズやワシントンとの試合は激戦になる。簡単そうに見えるかもしれないけど、そうじゃないんだ」
【RA】