ブラウンズのQB争いについて語るサンダース、「自分たちは1つだ」
2025年05月23日(金) 09:21
クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)陣は多くの選手がひしめき合っているが、新人QBシェドゥーア・サンダースによると、気まずい瞬間は特にないという。
『FanDuel TV(ファンデュエルTV)』の『Up & Adams Show(アップ&アダムス・ショー)』でインタビューに応じたサンダースは、QB陣の雰囲気は良好だと明かした。
サンダースは週末、NFLPA(NFL選手会)が主催する新人選手向けのイベント“Rookie Premiere(ルーキー・プレミア)”の場で、ホストのケイ・アダムスに対して「みんなクールだ。外の人たちは俺たちを対立させようとするけど、チーム内では自分たちが1つだって分かっている」と話している。
デショーン・ワトソンが再びアキレス腱(けん)を負傷し、今季の離脱が見込まれる中、ブラウンズはケニー・ピケットをトレードで獲得し、フリーエージェント(FA)だったジョー・フラッコと契約を結んだ。また、ドラフトでは中間ラウンドで2人のQBを指名するという珍しい動きに出ており、3巡目でディロン・ゲイブリエル、5巡目でサンダースを獲得している。
健康な4人のクオーターバックはポジション争いをする見込みだ。ドラフトで指名した新人選手が2人いることを踏まえると、ベテランのフラッコとピケットのどちらかは先発争いに敗れた場合に放出またはトレードされる可能性が高い。今後の展開がどうなるかは明確ではなく、これほど興味深い状況はそうそうないだろう。
ピケットはオフシーズンワークアウトで最も有利な先発候補となる見込みだが、40歳のフラッコはケビン・ステファンスキーHC(ヘッドコーチ)のシステムを経験したことがある。
年齢やプレースタイルが異なる選手が混ざり合うことで、多様なQB陣がうまく機能していると語ったサンダースは、次のようにコメントした。
「俺たちはみんなキャラが違うんだ。毎日ジョーと会うのは面白い。“うわ、俺は今、本当にジョー・フラッコと一緒にいるんだ、同じチームなんだ”って思うと楽しいよ。それからもちろん、ケニーに関しては、この数年で培ってきた経験を間近で見られて、そのプロセスを感じられるのがすごくクールだ。そしてもちろん、デショーンもチームに参加していて、すべての会議に出ているし、彼と話すのも最高だ」
来週からOTA(チーム合同練習)が始まるのに伴い、ブラウンズではいよいよポジション争いが本格化する。
【RA】