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「ずっとジェッツの一員でいられることを願っている」と語るジェッツWRウィルソン

2025年05月23日(金) 10:11


ニューヨーク・ジェッツのギャレット・ウィルソン【AP Photo/Noah K. Murray】

ニューヨーク・ジェッツのワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソンは、チーム内での地位を確固たるものにする契約延長を目指している。

現地21日(水)、ウィルソンは「俺はずっとジェッツの一員でいられることを願っている。そしてこの状況を打開し、最高の時代が訪れることを期待している」と語った。

昨シーズン、ウィルソンはジェッツからの離脱を画策している様子だったが、今回の発言は当時に見られたフラストレーションからの転換を示している。新体制のもと、スターWRには新たな展望が開けたようだ。

「時が来て、話し合うことになったら、自分の役割を果たして、契約延長が疑いようのないものになるように努力するつもりだ」とウィルソンは話している。

2022年ドラフト全体10位で指名されたウィルソンは、ジェッツが2026年に向けて5年目オプションを行使したため、契約期間があと2年残っている状態だ。契約延長が実現すれば、その年平均額は5年目のオプションで得られる金額(約1680万ドル/約24億1,655万円)の2倍以上になる可能性が高い。ウィルソンがミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソン(年平均3,500万ドル/約50億3,449万円)やシンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイス(年平均4,025万ドル/約57億8,966万円)を抜き、WR市場トップの座を勝ち取ることができるかは疑問となっている。

ハイライトシーンを次々と生み出すウィルソンは、オフェンスの状況が理想的なものではないにもかかわらず、NFLでの最初の3シーズンでいずれも1,000ヤード超えを達成してきた。ジェッツがクオーターバック(QB)の問題を解決し、安定したチームでプレーできるようになれば、ウィルソンはどのような活躍を見せるだろうか。組織を悩ませてきたクオーターバック問題の解決を試みる新たな挑戦者はジャスティン・フィールズだ。

新ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンはウィルソンに関する計画はこれまでと変わらないと明言している。

「できる限り多く彼にボールを渡す。それだけだ」とグレンHCは語った。

レシーバー陣に疑問符がつく中、ウィルソンのターゲットの割合は多くなると見込まれている。現時点で疑問となっているのは、ウィルソンが新契約を手にした状態で好成績を積み上げるのか、それとも契約延長を1年先延ばしにするのかという点だ。

ウィルソンは問題解決を無理に進めようとしていない。新契約を早期に手に入れるために休むこともできたが、ウィルソンはチームの他のメンバーとともに自主参加のワークアウトに姿を現している。

『Associated Press(AP通信)』によると、ウィルソンは「特別なものの一部になりたい」と語り、こう続けたという。

「たくさんの個人が集まっても特別なものは生み出せないと思う。グループとしての側面が大事だし、参加してチームメイトのことを知りたいと思った。コーチたちのこともね。新しいスタッフだし、彼らが教えてくれることを学び、参加必須(6月実施のミニキャンプ)になったときに遅れをとらないようにしたい」

「自分がやっていることが大好きなら、仕事を進める方法はあるものだ」

【RA】