ベンガルズとハミルトン郡がペイコー・スタジアムの改修費用とリース延長で暫定合意
2025年06月27日(金) 10:13
シンシナティ・ベンガルズと地元当局がペイコー・スタジアムの改修に4億7,000万ドル(約680億2,592万円)を投じ、少なくとも今後11年間はチームを同スタジアムにとどめることに暫定的に合意した。
現地26日(木)に発表された暫定合意は現在も、チームおよびハミルトン郡のコミッショナーの最終承認を必要としている状態だ。
両者は6月30日(月)までに新しいリース契約に合意するか、5回ある2年間の延長のうち最初の延長を承認する必要があったが、その期限を延長することで合意。ベンガルズの元々のリース契約は来年6月末に満了となる。
ベンガルズのケイティ・ブラックバーン執行副社長は声明で次のように述べた。
「今日は、シンシナティでのチームの将来が確保された、ベンガルズとハミルトン郡にとって重要な日です。ペイコー・スタジアムが素晴らしい会場とシンシナティのリバーフロントの中心地であり続けることを保証するこの合意を支持してくださったハミルトン郡のコミッショナーの方々に感謝しております。ペイコー・スタジアムを私たちのホームと呼べること、そして本来あるべき場所であるシンシナティに私たちの将来をとどめられることを誇りに思います」
スタジアム改修に4億7,000万ドルを投じる計画は、ベンガルズが当初提案していた8億3,000万ドル(約1,201億3,088万円)の計画を大幅に下回るものだ。
郡は改修費用として3億5,000万ドル(約506億5,760万円)を負担し、ベンガルズは1億2,000万ドル(約173億6,832万円)を支払うことになっている。
郡は木曜日に、改修内容の詳細については発表しなかった。両者は州から追加の資金調達を共同で求める方針を示している。
チームはクラブラウンジ、スタジアムスイート、売店、スコアボードの改修を提案してきた。
ベンガルズは2000年からペイコー・スタジアムを本拠地としている。元々はポール・ブラウン・スタジアムという名前だったが、2022年8月に命名権を売却して現在の名前に変更された。
【RA】