ウイルス性髄膜炎や帯状疱疹との闘病について語るテキサンズDTランキンズ、「体力をすべて失った」
2025年07月30日(水) 11:46
昨シーズンにシンシナティ・ベンガルズで健康問題により戦線離脱を余儀なくされたベテランディフェンシブタックル(DT)シェルドン・ランキンズは、2025年にヒューストン・テキサンズに戻ってくることになった。
現地28日(月)、ランキンズは昨年11月にウイルス性髄膜炎および帯状疱疹を患い、体重が50ポンド(約23キロ)減ったと明かしている。
『Houston Chronicle(ヒューストン・クロニクル)』によれば、ランキンズは「去年は自分らしくなかった」と語り、こう続けたという。
「帯状疱疹とウイルス性髄膜炎を同時に発症して、しばらくの間、完全にダウンしてしまった。ほとんどの人は知らないだろうけど、たぶん1カ月半くらい真っ暗な部屋で横になったままで、体を起こすことすらできなかった。本当にとんでもない経験だった」
帯状疱疹は痛みを伴う発疹を引き起こすウイルス感染症で、ウイルス性髄膜炎は脳と脊髄を覆う液体や保護膜に炎症を起こす感染症だ。
このダブルパンチにより、ランキンズは2024年シーズン最後の7試合を欠場。当時、その理由は“病気”とされていた。ベンガルズは今オフシーズンに31歳のランキンズを放出している。
ランキンズは2023年にテキサンズの一員としてキャリアの中でも特に好調なシーズンを過ごし、サック6回、タックル37回を記録。キャリア初となるファンブルリカバータッチダウンも決めた。今後はヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズ率いるディフェンスに復帰し、ベテランのローテーション要員となる見込みだ。
ランキンズは昨年について「体重はたぶん255(ポンド/約116kg)まで落ちた。体力をすべて失ったし、体重も落ちてしまった」と話し、「身体的にここでプレーできる状態にするだけじゃなくて、メンタル的にいろんなことを乗り越えられるように必死に努力してきた。健康面では自分の中でやるべきことをすべてクリアできたし、とてもいい気分だ。調子さえ良ければ自分が違いを生み出せる存在になれることは分かっている」と続けた。
【RA】