ニュース

新人QBハワードの負傷を受け、プレシーズン初戦出場に前向きなスティーラーズQBロジャース

2025年08月07日(木) 08:36

ピッツバーグ・スティーラーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Matt Freed】

ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは新体制のオフェンスが形になり始めていると信じている。

ロジャースはヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンに求められれば、現地9日(土)に行われるジャクソンビル・ジャガーズとのプレシーズン初戦でその進展ぶりを披露する意向もあると話している。

ロジャースは水曜日に「興味深い話だ。いつかマイクとその話をすることになると思う。俺が今週プレーすることは計画にはないと思うけど、マイクが望むことなら何でも全面的に支持するつもりだ」と語った。

41歳のロジャースが最後にプレシーズンゲームに出場したのは、ニューヨーク・ジェッツでの初年度にあたる2年前のことだ。NFLで現役最年長のロジャースがそれ以前に公式戦以外の試合に出場したのは2018年が最後だった。

新人QBウィル・ハワードの短期離脱が状況を複雑にしているのかもしれない。オハイオ州立大学でスター選手として活躍したハワードは、手の負傷で出場しない見込みであり、ジャガーズ戦ではロジャース、メイソン・ルドルフ、スカイラー・トンプソンが出場機会を分け合うことになりそうだ。

ハワードは火曜日に行われた練習でヘルメットに手をぶつけて負傷。6月初めにスティーラーズと1年契約を結んで以来、積極的にハワードを指導してきたロジャースは、次のようにコメントしている。

「彼にとっては本当に残念なことだ・・・若手選手として素晴らしいキャンプを過ごしていたからね。ミニキャンプの様子も見ていたけど、オフェンスをしっかり指揮していた。でも、今年は彼にとって成長の年だ。見て学び、自分を高める年だ。今回のことはちょっとしたつまずきに過ぎないはずだ」

セントビンセント大学での最初の10回ほどの練習で苦戦していたロジャースだが、攻撃コーディネーター(OC)アーサー・スミスのシステムに慣れてきたことで、ここ数日は進歩を感じているようだ。

2人は火曜日に数時間かけて単なる戦術の話を超えたオフェンスの哲学について語り合った。ロジャースによると、スミスはオフェンスを協働的なプロセスにしたいと考えているという。

「彼は決して頑固な人じゃない」と語ったロジャースは「だから・・・俺が持っているアイデアや、レシーバーたちが俺を通じて彼に伝えたアイデアをすべて考慮に入れてくれるし、それは本当にありがたい」と続けた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


【RA】