ブロンコス戦の大敗に不満を覚えるベンガルズWRチェイス、「勝利を望んでいるように見えなかった」
2025年10月01日(水) 11:42
シンシナティ・ベンガルズのスターワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスは現地9月29日(月)夜にデンバー・ブロンコスに28対3で大敗した際、感情をむき出しにしていた。
ベンガルズはクオーターバック(QB)ジョー・バロウが欠場した直近の2試合で76対13と圧倒され、戦績は2勝2敗となっている。
『Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイヤラー)』によると、チェイスは試合に敗れた後に「負けるのはいつだって良いことじゃない。そこから学ばないと」と語り、こう続けたという。
「逆境を乗り越えようとしている。勝ちたいんだ。とにかくファーストダウンを取る精度を上げないと。負けるときはいつだってイライラする。分かるだろ。でも、それもゲームの一部だ。感情が先走ることもある。思った通りにいかないこともある。でも、そういうことは起こるんだ。俺たちはチャンスを生かせていない。緊張感はある。勝ちたいと思わなきゃいけない。結局のところ、俺たちは勝ちたいと思わないといけないんだ。今日は勝利を望んでいるように見えなかった」
チェイスが試合の後半にサイドラインにいたヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーのもとへ向かい、長めの会話を交わす場面があった。そのやりとりを大げさに捉えていないチェイスは、次のように語っている。
「ただポゼッションについて話しただけ。どんなプレーができるか、特定のカバレッジにどう対応して攻められるかについて話していた」
QBジェイク・ブラウニングはチェイスを8回ターゲットにし、5回のパスを通したが、それによる獲得ヤードは23ヤードにとどまった。昨季にディフェンス部門年間最優秀選手賞を獲得したコーナーバック(CB)パトリック・サーテイン二世がチェイスのルートの66.7%をカバーし、2回のターゲットに対してわずか1回のキャッチ(8ヤード)しか許さなかったことで、チェイスにとっては厳しい夜となった。
ベンガルズは試合開始直後にプレー12回、57ヤードのフィールドゴールドライブを成功させ、第1ダウンを4回獲得。しかし、それ以降は何もできず、残りの9回のポゼッションで得たのはわずか102ヤード、ファーストダウン5回で、得点はゼロだった。
ブラウニングの記録はパス25回中14回成功、125ヤードにとどまり、3回のサックを喫している。ランゲームもブロンコスの堅固なディフェンスに阻まれ、15回の試みで合計53ヤードしか稼げなかった。
ショートウイークで強豪のデトロイト・ライオンズとの対戦を控える中、ベンガルズのオフェンスはシーズン序盤の好調な滑り出しが無駄になる前に打開策を見つける必要がある。
【RA】