膝負傷のカーディナルスRBベンソンがIR入り、少なくとも4試合を欠場へ
2025年10月02日(木) 09:30
アリゾナ・カーディナルスがまたしてもバックフィールドに打撃を受けた。
現地1日(水)、膝のケガを抱えるランニングバック(RB)トレイ・ベンソンが故障者リザーブ(IR)に登録される見込みだとヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンが報道陣に明かした。その後、チームは正式にその動きを発表している。
ギャノンHCによると、ベンソンは今季中の復帰が見込まれているとのこと。しかし、IR入りに伴い、少なくとも4試合は欠場することになる。
ベンソンの負傷とIR登録は、カーディナルスのRB陣にとって2週間で2度目の打撃となった。カーディナルスはシーズン第3週に主力RBジェームズ・コナーをシーズン終了につながる足のケガで失い、シーズン第4週のシアトル・シーホークス戦からベンソンを新たな先発として起用せざるを得なくなった。
そして、ベンソンが負傷したことで再び陣容を組み直す必要に迫られている。従来サードダウンバックを務めてきたエマリ・ディマーカドが次の先発候補となり、かつてニューヨーク・ジェッツからドラフト4巡目指名を受けたマイケル・カーターや、バム・ナイトが控えている状態だ。さらに、カーディナルスは水曜日にジャーマー・ジェファーソンを練習生として迎え入れた。
ギャノンHCは水曜日に「私にとっては、1人の選手だけが大事なわけではない。全員が自分の仕事を高いレベルで遂行し、教え合い、良いプレーをしなければならない。その役割を担ってくれている選手たちには心から満足している」と述べている。
ベンソンの離脱により、一貫性を保つことに苦戦しているカーディナルス攻撃陣の実効性に新たな疑問が生じるのは当然だ。今後は、ディマーカドの多才さが試され、攻撃コーディネーター(OC)ドリュー・ペツィングが出場可能なすべてのランニングバックを駆使する必要に迫られるだろう。
ディマーカドはすべてのダウンで仕事をやり遂げられるのかと質問されたギャノンHCは、「分からない」と答え、「今週の様子を見てみるが、誰かがその役割を担う必要があるのは明らかだ。だが、バム、エマリ、マイク・カーターには期待しているし、3人とも出場することになるだろう」と続けた。
【RA】