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QB争いはあるもののレップスを均等に分ける考えはないとブラウンズHCモンケン

2026年04月01日(水) 09:14

クリーブランド・ブラウンズのシェドゥーア・サンダースとデショーン・ワトソンとディロン・ゲイブリエル【NFL】

クリーブランド・ブラウンズの新ヘッドコーチ(HC)トッド・モンケンはこの春から夏にかけてクオーターバック(QB)が先発争いをすることになると示唆したものの、その進め方は通常とは少し異なるものになるかもしれない。

モンケンHCは現地4月7日(火)に始まるブラウンズのオフシーズンプログラムにおいて、チームに残っている3人のクオーターバック、シェドゥーア・サンダース、ディロン・ゲイブリエル、デショーン・ワトソンの間で練習量を3等分するつもりはないと述べた。

『Akron Beacon Journal(アクロン・ビーコン・ジャーナル)』によると、モンケンHCは現地3月31日(火)にフェニックスで行われた年次リーグミーティングのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)コーチ朝食会で「スナップ数を均等に分配することは見込んでいない」と明かしたという。

モンケンHCはこの競争で主導権を握っている選手を明言する準備はまだできていないとしたうえで、“基本的にこれまでの実績と昨シーズンの終盤の状況”を踏まえて3人のうち誰を最初に先発として起用するかを決めることになると示唆した。

その理屈に従えば、前体制の下で昨シーズン最後の7試合に先発したサンダースが優位に立っているように思われる。モンケンHCはさらに、サンダースが頻繁にオフィスを訪ねてくることから、今オフシーズンにサンダースから贈られた金色の磁器製の馬の頭の置物を、自身のオフィスに目立つ形で飾っていると明かした。

しかし、サンダースが現時点で先頭に立っているわけではないと説明したモンケンHCは次のようにコメントしている。

「まだそう言う準備はできていない。私はただ、スナップを(均等に)分けることはできないと言っただけだ。その可能性はない。少なくとも日々の練習ではね」

最近ではワトソンがより有力な選択肢になっているように見える。ブラウンズのオーナーであるジミー・ハスラムは立場が厳しくなっているワトソンが先発争いを制する機会を後押ししているようで、減量したワトソンのコンディションは非常に良く、4月7日に合流して先発争いに挑む準備ができていると示唆した。

『ESPN』によると、ハスラムは今週、「デショーンには大きなチャンスがある。新たなスタートであり、攻撃重視のコーチはこれまでさまざまなタイプのクオーターバックと仕事をし、彼らを成功に導いてきた。デショーンに何ができるかを見てみよう。私たちはみんな、楽しみにしている」と述べたという。

モンケンHCは、ワトソンの映像をそれほど多く見ていないと認めた一方で、かつてのワトソンは一流のプレーを見せていたと語った。

NFLシニアナショナルコラムニストであるジュディ・バティスタによれば、モンケンHCは「彼がロースター入りすることは分かっている。私たちが彼を評価することになる」と話したという。

ゲイブリエルは謎めいた存在となっている。2025年ドラフトでブラウンズからサンダースよりも2巡早い3巡目で指名されたゲイブリエルは、先発した6試合で1勝5敗の成績にとどまった後、脳しんとうに見舞われたことでサンダースにその座を譲った。興味深いことに、サンダースが今オフシーズン、ブラウンズの施設に頻繁に顔を出している一方で、ゲイブリエルはモンケンHCの知る限りではそうではなかったという。

さらに、競争が激化する可能性もある。ブラウンズは4月のドラフトで9つの指名権のうちの1つを使ってクオーターバックを指名するかもしれない。ブラウンズは2つの1巡目指名権に加え、全体39位以内の指名権を3つ保有している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると、ブラウンズはインディアナ大学のフェルナンド・メンドーザに次いで今年のドラフトで2番目に指名されるQBになると見込まれているアラバマ大学のタイ・シンプソンとのトップ30訪問を予定している3チームのうちの1つだという。

【RA】