フロリダ州司法長官から圧力を受けるも、ルーニー・ルールを廃止するつもりはないとNFLコミッショナー
2026年04月01日(水) 13:19
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルはフロリダ州司法長官から最近、リーグのマイノリティ採用ガイドラインがフロリダ州法に違反していると書簡で異議を唱えられたにもかかわらず、リーグのルーニー・ルールを廃止する予定はないと述べた。
グッデルは現地3月31日(火)の年次リーグミーティング終了時に発言し、米国における多様性施策を取り巻く政治情勢の変化を認めた一方で、リーグの方針に法的な問題が生じることはないとの見解を示した。
「ルーニー・ルールは長い間存在してきた。私たちはそれを進化させ、変更してきた。今後もそうしていくつもりだ」とグッデルは話している。
フロリダ州のジェームズ・ウスマイヤー司法長官は先週、グッデルに書簡を送り、23年続くリーグのルーニー・ルールが“露骨な人種および性差別”にあたると主張した。
ルーニー・ルールでは、ヘッドコーチ(HC)、ジェネラルマネジャー(GM)、コーディネーターのポストについて、各チームが少なくとも2人のマイノリティ候補者と面談することが義務付けられている。また、クオーターバック(QB)コーチ職については、少なくとも1人のマイノリティ候補者と面談しなければならないとされている。
他の業界でも同様のダイバーシティ指針が採用されていると指摘したグッデルは次のようにコメントした。
「変わらないものがあるとすれば、それは私たちの価値観だ。私たちは多様性とそれがナショナル・フットボール・リーグにもたらす利益を信じている。法律と、それが変化し、進化しつつある状況を十分に認識している。ルーニー・ルールはそれらと整合していると考えており、これまでと同様に、フロリダ州司法長官やその他の関係者と自分たちの方針について話していくつもりだ」
また、グッデルはNFLアクセラレーター・プログラムへの支持も表明。2025年に一時的に中断された後、5月に再開されるこのプログラムは、指導的立場における多様性を促進するためのものであり、今年はあらゆるバックグラウンドを持つ候補者を対象に拡大された。
アトランタ・ファルコンズのジェネラルマネジャーに就任したばかりのイアン・カニンガムは月曜日、多様性は依然としてリーグにとって優先事項であるべきだと主張した。
カニンガムは『Associated Press(AP通信)』に「私の立場から言えば、特に黒人男性として、まだやるべきことは残っている」とコメント。
「今この立場にいて、こうした発言の場を得ている以上、草の根レベルからディレクター層に至るまで、自分たちの取り組みを意図的に進めていくつもりだ」
「あらゆる人種や性別の人に、キャリアを発展させる機会を与えることは重要だと考えている」
審判に関するグッデルの発言
NFLの競技委員会は、NFL審判協会に関わる業務停止が発生した場合に、ニューヨークにあるリプレーセンターが“フィールド上の審判による、試合に影響を与える明白な誤り”を訂正できるようにする、来シーズン限定のルールを承認した。
リーグとNFL審判協会は、2024年夏から新たな労働協約(CBA)の交渉を続けてきた。現在のCBAは5月31日(日)に期限を迎える。
グッデルは火曜日に「時間的な観点から言えば、交渉では私たちが期待していたような進展は見られない」と述べ、「むろん、私たちはファンやナショナル・フットボール・リーグでプレーするすべての人に対して試合を実施する義務がある。試合を行う準備を整えるつもりだ。そのために適切な措置を講じているが、同時に交渉にも全力を注いでいる」と続けた。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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