ジャガーズHCコーエンとタイタンズHCサラーが「サインスティール」発言をめぐる確執を解消
2026年04月02日(木) 09:02
時間がすべてを解決する、というのはよく言われることだ。リアム・コーエンとロバート・サラーの間で起きた出来事はその言葉の最新の実例となっている。
試合後の口論に発展した対立から6カ月が経過し、現在テネシー・タイタンズのヘッドコーチ(HC)となっているサラーと、ジャクソンビル・ジャガーズのコーエンHCは、すでにわだかまりを解消したことを明らかにした。
『ESPN』によると、サラーは現地3月31日(火)にフェニックスで臨んだ年次リーグミーティングのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)コーチ朝食会で「私たちは大丈夫だ」と語り、こう続けたという。
「NFLがもっと話題を求めているのは分かっているが、特に何もない。私はリアムを高く評価している。すでに言った通り、褒めようとして言葉の選び方を間違えてしまったが、すべて過去の話だ」
「話し合って、もう水に流した」
ジャガーズのヘッドコーチとして2年目を迎えるコーエンは、2025年シーズン序盤に当時サラーが所属していたサンフランシスコ・49ersを下した試合後に、サラーと激しい口論になった。サラーはその試合の数日前に、コーエンが合法的にサインを盗んでいると発言していた。
サラーはカリフォルニア州サンタクララで行われたシーズン第4週の試合を前に「リアムとそのスタッフ、そしてミネソタ(バイキングス)から来た数人のコーチは、合法的で、とても高度なサインスティールのシステムを持っていて、それを通じて常に有利な状況にするための道を見つけている」と発言した。
反論を控えていたコーエンだが、勝利の余韻に浸る試合後にオフェンシブラインマン(OL)ロバート・ヘインシーの制止を受けながらもサラーに向かって叫び、サラーもそれに応酬。ベイエリアで大騒ぎとなったこの事態は、リーグ全体で話題となった。
サラーは数日以内に事態の沈静化を図り、コーエンを称賛するつもりで用いた言い回しについて後悔していると認めた。
「本心としては、純粋に褒めようとしていたんだ。言葉の選び方が間違っていた可能性があることは認める」とサラーは10月1日にコメント。
コーエンは今週、この件を軽く受け流し、フェニックスに集まった数人のコーチたちの間で、この話題はジョークの種になっていたと明かした。
ESPNによれば、コーエンは「ショーン(マクベイ)はカイル(シャナハン)やサラーにサインスティールのことを散々いじっていて、彼らも私に“自分たちの名前を口に出すなよ”といじってきた。楽しかったよ。私はカイルやロバートたちには大きな敬意を抱いている」と話したという。
コーエンがサラーに怒鳴り声をあげる光景は面白く、シーズン序盤に話題を呼んだ。それから数カ月が経過した今、両者ともそれを過去の出来事として笑い飛ばしている。
「チームや自分自身、コミュニティを鼓舞しようと、それぞれが異なる方法でその優位性を探ろうとしている。つまり、私たちは皆、常にそうしているわけだ」とコーエンは語り、こう続けた。
「だから、そういうことが起きたときは、後になってこういう場で冗談にするが、それを認められるのは、自分たちのやっていることや、それぞれが異なる形で頑張っている姿を尊重しているからだ」
【RA】



































