有望株のインディアナ大学QBメンドーザがプロデーで持ち味の正確さを披露
2026年04月02日(木) 10:19
現地1日(水)に行われたインディアナ大学のプロデーにはラスベガス・レイダースの関係者が多数参加した。スタークオーターバック(QB)フェルナンド・メンドーザはそこで、2026年NFLドラフト全体1位指名に値する選手であることをアピールするために全力を尽くした。
NFLスカウティングコンバインでのワークアウトを欠席したメンドーザは、4月のドラフトで圧倒的に全体1位指名候補となっていることを踏まえれば、インディアナ大学のプロデーで投げる必要はなかったと言える。しかし、メンドーザは投球を行い、そのパフォーマンスで自身の評価を損なうようなことは決してなかった。
ハイズマントロフィーを受賞したメンドーザは昨季に72%以上のパス成功率を記録し、カレッジフットボール界で最も正確なパサーの1人としての評価を確立している。火曜日にはその評価を裏付けるかのように、パス56回中53回を成功させた。
少なくとも10人のレイダース関係者がその場に出席しており、そこにはジェネラルマネジャー(GM)ジョン・スパイテックやヘッドコーチ(HC)クリント・クビアック、攻撃コーディネーター(OC)アンドリュー・ジャノッコが含まれていた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のレット・ルイスによると、このメンバーらを含む関係者が来週、レイダースの施設を訪れるメンドーザを迎え入れる予定だという。
全32チームが会場に集まり、メンドーザとそのチームメイトの様子を見守った。その中には、ドラフト1巡目指名の有力候補であるワイドレシーバー(WR)オマール・クーパーJr.や、2月のNFLスカウティングコンバイン時より8ポンド(約3.6kg)体重が増えたにもかかわらず、40ヤード走を4.31秒で駆け抜けたコーナーバック(CB)ディアンジェロ・ポンズが含まれていた。
メンドーザは走力測定やその他のテストドリルには参加しなかったが、体重測定には臨み、236ポンド(約107kg)というかなりがっしりした体格を示した。その体重は約1カ月前のコンバイン時より11ポンド(約5kg)増えている。インディアナ大学がマイアミ大学を下して全米制覇を成し遂げたのは1月19日であり、メンドーザがドラフトに向けた準備期間を十分に確保できなかったことを踏まえると、この変化は特筆すべき点だと言えよう。
メンドーザはドラフトに向けた準備だけでなく、NFLでのルーキーシーズンや、ドラフト上位指名QBとして待ち受ける過酷な日々への備えも進めているようだ。
ワークアウト後、メンドーザはルイスに「多くのトレーナーやコーチが新人の壁について話している。1月19日の試合が終わるやいないやトレーニングを再開し、うまくいけば翌年の2月までずっと動き続けることになる」と語った。
「でも・・・俺はフットボールが大好きだ。燃え尽きたことは一度もないし、新人の壁にぶつかるつもりもまったくない」
マイアミ大学との試合後に1週間の休養を取り、その後は長期戦に向けて準備を進めたと明かしたメンドーザはこう話している。
「2月上旬からトレーニングやウエイト、ランニングを始めた。それは全部楽しいし、そうすること自体に大きな誇りと満足感を持っている。早く復帰したいとむずむずする気持ちが少しだけあった。でも、休養はパフォーマンスの一部でもあるから、休養スケジュールを綿密に組んだ」
増えた負荷や体重によってメンドーザの動きが妨げられているようには見えなかった。何十回もの投球で体をほぐすという長めのウオームアップを経て、メンドーザの準備は整っていた。メンドーザは9人の異なるレシーバーを相手に行う56回の投球メニューをほぼ忠実に実行していたように見え、序盤は短めのタイミングスローを多用していた。
実戦が始まると、メンドーザは絶妙なテンポとスピードでボールを投げ、ワイドレシーバーのE.J.ウィリアムズがスラントパスを手で弾いてしまうまで、最初の23回のパスをすべて成功させた。練習メニューの半分ほどを終えたところで、おそらく唯一の明確な投球ミスをし、“ゴー”ルートへのパスがわずかにオーバースローとなった。それ以外でボールがジョン・メレンキャンプ・パビリオンの芝生に落ちたのはもう1回だけで、それはタイトエンド(TE)ライリー・ノワコウスキーによる落球だった。
数回のディープパスは届き切っていなかったと言えるが、それでもなおパスの正確性は印象的だった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のダニエル・ジェレマイアもこのパフォーマンスには感銘を受けている。
ジェレマイアは「私からすると、彼が今日達成したことは3つある」と述べ、こう続けた。
「1つ目は、きちんと姿を現したことだ。それこそが彼に求められていたことだった。2つ目は、コンディションが非常に優れていること。体重が増えたのは明確だし、240ポンド近くある。そして3つ目は、映像で見ていたのと同じくらい素晴らしい投球を見せたことだ」
「今回はアンダーセンターからのプレーがかなり多かったから、その点も見ることができた。もしこの状況で目標があったとすれば、その3つだったと思うし、彼はそれをすべて達成した」
たとえプロデーという整えられた環境の中であっても、メンドーザのパス精度はNFLネットワークのバッキー・ブルックスの目を引くものだった。
ブルックスは「ボールが一貫してストライクゾーンに入っていたのが素晴らしい」とコメント。
「フィールドにディフェンスがいないこうしたワークアウトでは、地面にボールを落とさないこと自体が目的ではないが、より重要なのは、一貫してフェイスマスクのあたりに投げられているかどうかだ。彼はそれをやってのけたし、さまざまな距離や種類のパスを次々と繰り出していた」
「ボールの扱い、タイミング、予測力――そのすべてを彼は見せた。それはまさにプロデーのワークアウトで見たい内容そのものだ」
今後はレイダースが同じように判断するかどうかに注目だ。
【RA】



































