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ジャイアンツHCハーボーはDTローレンスのトレード要求に驚かず

2026年04月08日(水) 10:05

ニューヨーク・ジャイアンツのジョン・ハーボーとデクスター・ローレンス【NFL】

スターディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスのトレード要求により、ジョン・ハーボーHC(ヘッドコーチ)体制の下で行われるニューヨーク・ジャイアンツの自主参加のオフシーズンプログラムの初日には波紋が広がった。

ハーボーHCはジャイアンツがローレンスと和解する可能性を否定していない。現地7日(火)、ローレンスがジャイアンツに残る可能性について質問されたハーボーHCは、「そのうち分かる」と答え、次のようにつけ加えた。

「見通しは明るいと思う。ジャイアンツの立場から言えば、デクスターに残ってもらいたいと思っているからだ。デクスターもここにいたいと思っているはず。そうなれば理想的だが、ビジネス上の問題も絡んでくる」

ローレンスは2023年にジャイアンツと4年9,000万ドル(約142億7,270万円)の契約延長を締結。契約期間は残り2年で、2026年の基本給は1,850万ドル(約29億3,383万円)、2027年は1,800万ドル(約28億5,454万円)となっており、保証金はすでに残っていない状態だ。現行契約の年平均額(2,250万ドル/約35億6,817万円)ではインテリアディフェンダーの中で11位に位置している。

28歳のローレンスは新契約を求めており、ポジション内で上位の報酬を得られるような進展が見られなかったことを受けて、トレード要求に至った。

ハーボーHCは火曜日、就任当初に話す機会はあったものの、最近は3度のプロボウル選出経歴を持つローレンスと話していないと明かしている。また、ベテランのハーボーHCは、ローレンス側の動きに驚きはなかったと述べ、スポーツの世界ではよくあることだと指摘した。

「これはプロフットボールだから、こうしたことは毎年起こる」と強調したハーボーHCは「ほぼすべてのチームで起こることだ。だから、驚くことではない。数週間前から予想していたし、デクスターの代理人であるジョエル・シーガルともしっかり話し合い、彼らの考えも理解していた。それが現状だ。これから対処し、何ができるか模索していくつもりだ」と続けている。

ジャイアンツは当然、ローレンスの問題を解決すべきだ。ローレンスはジャイアンツのディフェンシブフロントにおいて極めて重要な存在であり、昨季にローレンスがフィールドに立っていないとき、チームは大きく苦戦した。万が一、トレードに踏み切った場合、ロースター内に後釜となり得る選手はいない。そうした事情を理解しているハーボーHCは、こうコメントした。

「その要求を受け入れる、という表現が正しいかは分からない。実際にはそういうものではないからだ。それはクリスマスプレゼントのようなものじゃない。ビジネスだ。そのビジネスとは、可能な限り最高のフットボールチームを作ることだ」

ジャイアンツがフィールドに送り出せる最高のディフェンスにはローレンスが含まれるはずだ。契約延長に向けて隔たりを解消することこそ、彼らが取り組むべき課題だと言えよう。

また、ハーボーHCは火曜日に以下の内容についても言及した。

◆トレードのうわさが浮上しているラインバッカー(LB)ケイヴォン・ティボドーについて、ハーボーHCは「彼は素晴らしい選手だと思う。フィールド上での彼のことを考えている。“トレードの可能性があるのか?”という話については・・・誰でもトレードの対象になり得る。誰でもね。だが、そこに主眼を置いているわけではない」とコメント。

◆ワイドレシーバー(WR)マリク・ネイバースとランニングバック(RB)キャム・スカッテブーはともに、ケガからの回復を目指す中でワークアウトに参加。ハーボーHCはスカッテブーの方がネイバースよりもリハビリが進んでいるとし、この春にフィールドに戻る可能性もあると述べた。一方、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の手術を受けたネイバースの復帰時期はトレーニングキャンプかシーズン開幕付近になる見込みだ。

◆コーナーバック(CB)ポールソン・アデボも自主参加のオフシーズンワークアウトプログラムの初日に姿を現さなかった。ハーボーHCは「理由が何であれ、それは彼の権利だ。いずれ話を聞かせてもらう」と話している。ディフェンシブラインマン(DL)サム・ロバーツも欠席したが、それは手術によって移動できないことが理由だった。

【RA】