ジャイアンツHCハーボーがLBティボドーのトレードに関するうわさに言及
2026年04月09日(木) 09:33
ニューヨーク・ジャイアンツでは、ディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスのトレード要求により、トレード対象となり得る別のドラフト1巡目指名選手、ラインバッカー(LB)ケイヴォン・ティボドーへの注目がやや薄れている。
2022年ドラフト全体5位指名を受けたティボドーは、契約の5年目にして最終年を迎えている。ジャイアンツはすでにディフェンシブエンド(DE)ブライアン・バーンズと大型契約を結び、昨年のドラフトで指名したDEアブドゥル・カーターも擁しているため、ティボドーがニューヨークに長くとどまることはないと見られている。ティボドーをトレードすればジャイアンツのパスラッシュ力は低下する可能性があるが、長期構想に含んでいない選手を手放してある程度の見返りを得ることはできるかもしれない。
現地7日(火)、ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは自主参加のワークアウト初日にティボドーに関する質問を受けた。
それに対してハーボーHCは「彼は素晴らしい選手だと思うし、すごく楽しみにしている。今日会えて本当にワクワクした。とても良い状態だし、コンディションも万全だ。フィールドに立つ彼を想像し、ディフェンスになじませ、勢いに乗らせる方法を考えている」と答えた。
ハーボーHCにその質問をしたのは、長年ジャイアンツを担当してきた記者であり、現在は『The Athletic(ジ・アスレチック)』で活動しているダン・ダガンだ。ハーボーHCはそのダガンに親しみを込めて冗談を飛ばしている。
「彼がトレードされる可能性について話したいのか? 誰でもトレードの対象になり得る。全員だ。ダン、君だってそうだろ。君と引き換えに何かの見返りが得られるなら、迷わずトレードするよ」とハーボーHCは冗談をまじえて語り、報道陣の笑いを誘った。
また、ティボドーの準備を整えることに集中しており、それ以外の部分についてはフロントオフィスに任せるつもりだと強調したハーボーHCは、トレードのうわさについて次のようにコメントしている。
「それに気を取られているわけじゃない。今日という日を過ごし、フットボールの話をし、チームとして結束を深めるという現実に集中している。ビジネスの部分はビジネスの部分だ。そういううわさは渦巻いているが、私たちはフットボールそのものに集中しようとしている」
ジャイアンツが直面している現実は、ティボドーを長く抱えれば抱えるほど、トレードでの見返りが少なくなるということだ。ティボドーを残留させれば、強力なパスラッシュのローテーションを確保できるものの、それが長期的に見て最適な資産の使い方なのかという点には疑問が残る。この判断は、ハーボーHCがいかに早く、チームが地区タイトルやカンファレンスタイトルを本気で狙える段階に到達すると見込めるかにかかってくるのかもしれない。
ティボドーをトレードすれば、ジャイアンツは1,475万1,000ドル(約23億4,077万円)の保証金を支払う必要がなくなり、その資金をシーズン中に活用できる――あるいは資金不足を補ってローレンスを残留させることにつながる可能性もある。
ティボドーの価値が最も高かった可能性のある昨年にジャイアンツがトレードの打診に耳を傾けなかったのは、やや驚きだった。今後の数週間でチームがその方針を変えるかどうかに注目だ。ジャイアンツは2026年NFLドラフトに先立ってトレードするかもしれないし、ドラフト終了後まで様子を見て、トップクラスの選手を逃したチームが夏に動かざるを得なくなるのを待つかもしれない。また、秋のトレード期限が近づくにつれてチームの状況を評価する可能性もあれば、ティボドーが実りあるシーズンを送ることを期待しつつ現状を維持し、2027年にフリーエージェント(FA)となるのを見届ける可能性もある。その場合は補償ドラフト指名権を得られるかもしれないが、そうなればジャイアンツは来春の市場であまり動きを見せなくなるだろう。
現時点でティボドーはジャイアンツの一員だ。それがいつまで続くかは分からない。
【RA】



































