召喚状送付のフロリダ州司法長官に協力中だと明かすNFLコミッショナー
2026年05月20日(水) 11:39
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは、フロリダ州のジェームズ・ウスマイヤー司法長官から召喚状を受け取った件に関し、リーグとして調査に協力していることを明らかにした。
ウスマイヤー司法長官は、NFLが採用しているルーニー・ルールをはじめとする雇用慣行、方針、各種プログラムについて、市民権侵害に当たる可能性があるとして調査を進めており、5月13日にリーグへ召喚状を送付した。
現地18日(火)、フロリダ州オーランドで開催されたリーグミーティングの場で、グッデルは次のように語っている。
「われわれのプログラムの内容は極めて明確だ。常に改善の余地を検討しているのはもちろんだが、同時に、それらが法に抵触していないかどうかも検証している」
「フロリダ州司法長官には協力しており、今後もそれは継続していく。リーグの取り組みについてはすべて開示するつもりだ。われわれの活動は法に則ったものであり、非常に有意義なものだと確信している」
ウスマイヤー司法長官は今年3月、ヘッドコーチ(HC)やジェネラルマネージャー(GM)、コーディネーター職の面接において、少なくとも2人の外部マイノリティ候補者を対象に含めることを義務付けたルーニー・ルールの運用停止を要求。これに従わない場合は法的措置を講じる可能性を示唆していた。ルーニー・ルールは導入から23年が経過しており、現在はクオーターバック(QB)コーチの選定に際しても、少なくとも1人のマイノリティ候補者を面接することが義務付けられている。
ウスマイヤー司法長官はグッデルに宛てた書簡の中で、このルーニー・ルールが「露骨な人種および性差別」に相当すると主張した。
今回の召喚状により、リーグ側は6月12日(金)にフロリダ州タラハシーの司法長官事務所への出頭を命じられている。また、2017年から現在に至るまでの各チームのコーチングスタッフの人種や性別を記録した「すべてのダイバーシティレポートおよびコーチの人員調査データや属性調査」を含む多数の文書の提出も求められた。
司法長官事務所が調査対象としているプログラムの一つに、コーチやフロント役員の多様性向上を目的として2022年に創設されたアクセラレーター・プログラムがある。これはルーニー・ルールの拡充策として導入されたものだ。
同プログラムは、参加者がチームオーナーや幹部とのネットワークを構築する機会を提供し、将来の面接に備えるための有益なセッションを実施している。
昨年5月にいったん休止されたこのプログラムは、内容を刷新した上で月曜日と火曜日にオーランドで再開された。今回からはマイノリティ以外の候補者も対象となっており、今年の参加者の約半数は白人男性が占めている。
「多様なバックグラウンドを持つ候補者が大勢集まり、自己研鑽(けんさん)やアピールの機会を得ている」とグッデルは述べた。
「参加者は誰もがトップクラスの人材であり、とても多様な顔ぶれだが、実力は折り紙付きだ。われわれの狙いは、彼らにさらなる成長の場とチャンスを提供することにある。参加者からは、こうした機会が得られたことへの感謝や、実際に役に立ったという声を聞いている」
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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