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今季のロースターはこれまでで「最も才能豊か」とベンガルズQBバロウ

2026年05月21日(木) 09:52

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Ben Jackson】

5月下旬というのは、NFLのスター選手たちが壮大な目標を掲げ、純粋な楽観論を語る時期だ。

多忙なオフシーズンを経て、シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは現地20日(水)に行われた自主参加のOTA(チーム合同練習)に明るい表情で臨み、2026年シーズンに向けたチームの可能性に大きな自信を示した。

バロウは「俺がここに来てから最も才能豊かなロースターになっていると思う」と報道陣に語った。

バロウは興味深い指摘をしている。今オフシーズン、ベンガルズとディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンはついに決別したが、フランチャイズQBであるバロウはチームの現状に満足しているようだ。オフシーズンに積極的な動きを見せたジェネラルマネジャー(GM)デューク・トビンの手腕は評価に値する。トビンGMはドラフト全体10位指名権を手放す見返りとして、ニューヨーク・ジャイアンツから3度のプロボウル選出経歴を誇るディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスを獲得。さらに、自身が貫いてきた測定値を重視する方針を覆し、テキサスA&M大学出身のDEカシアス・ハウエルを指名した。

結果として、トビンGMは守備陣に4人の新たな先発候補(ローレンス、ラインバッカー/LBボイエ・マフェ、DTジョナサン・アレン、セーフティ/Sブライアン・クック)と3人のローテーション要員を加え、これまで手薄だった領域にようやくリソースを割くことになった。ヘンドリックソンが不在でもバロウが2026年シーズンを楽観視している理由は、そこにあるのかもしれない。

なお、バロウはヘンドリックソンが次の移籍先としてボルティモア・レイブンズを選んだことに驚かなかったようだ。

「トレイのことをよく知っているし、彼のことが大好きだからね。彼がどういうふうに動くかは分かっている」とバロウは話している。

ベンガルズが大晦日のプライムタイムにレイブンズを迎え撃つとき、バロウはペイコー・スタジアムの照明の下でかつてのチームメイトであるヘンドリックソンが新しいユニフォームを身にまとった姿をじっくりと眺めることになるだろう。それはプレーオフ返り咲きを狙うベンガルズにとって、レギュラーシーズンの最後から2番目の試合となる。

「レイブンズと対戦するのはいつだって特別だ」と語ったバロウは「何年も前からそうだ。ラマー(ジャクソン、QB)と俺がもっと若かった頃からね。だから、それはいつも激しい戦いになるんだ」と続けた。

すべてがバロウの計画通りに進めば、その時点でバロウはベンガルズのフランチャイズ記録に迫ることになるだろう。プロボウルに3度選出された経歴を誇るバロウは、QBアンディー・ダルトンが持つベンガルズの最多タッチダウンパス記録(204回)を更新することを目指していると明言。バロウがこの記録を達成するには、今シーズンに48回のタッチダウンパスを決める必要がある。

その目標を達成すれば、バロウはNFL MVPの最終候補に名を連ねる可能性が高い。

「リーグのMVPやスーパーボウルMVPになり、スーパーボウルを制覇したいという思いは常にある」とバロウは話している。

「そういったことが・・・今シーズンの自分の目標だとは必ずしも言えない。物事がどう転ぶかは分からないからね。MVPを獲得するとなると、多くの条件がそろう必要がある。もちろん、いずれは獲得したいと思っている」

バロウがMVPを獲得することになれば、それは2022年シーズンを最後にプレーオフに進出していないベンガルズが大きな成功を収めたことになるだろう。トビンGMがオフシーズンに見せた動きや、ベンガルズには「必要なものがすべてそろっている」と語ったバロウの前向きな姿勢からも明らかなように、プレーオフ復帰への切迫感は高まっている。

ベンガルズがついに期待通りの結果を残すかどうかに注目だ。

【RA】