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モンケンHCの下でブラウンズQB争いの行方は依然として不明、「実質的には何も変わっていない」

2026年05月22日(金) 10:27

クリーブランド・ブラウンズのトッド・モンケン【AP Photo/Sue Ogrocki】

クリーブランド・ブラウンズが2回目となる自主参加のOTA(チーム合同練習)を実施した現地20日(水)、ヘッドコーチ(HC)トッド・モンケンはデショーン・ワトソンとシェドゥーア・サンダースのクオーターバック(QB)争いについて2つの点を改めて強調した。

それは、ワトソンとサンダースが両者とも良いパフォーマンスを見せており、就任1年目のモンケンHCが先発を決める上で意識している唯一の期限は、9月13日(日)に臨むジャクソンビル・ジャガーズとのシーズン初戦だという点だ。

「実質的には何も変わっていない。ただ違う日になって、同じ質問が繰り返されているだけだ。つまり、私たちは選手をローテーションさせ、最高の選手を起用するつもりだ。どうなるかは分からない」とモンケンHCは述べている。

ワトソンとサンダースはどちらも、11対11の練習でファーストチームの一員として多くのプレー機会を得ており、練習の前半はワトソンが、後半はサンダースがプレーしていた。

モンケンHCは、オフシーズンの取り組みを1カ月終えた現時点でどちらが優位に立っているかについて明言を避けたが、両者の進歩には好感を持っているようだ。

アキレス腱(けん)を2度断裂したことで昨季を棒に振ったワトソンは、2022年にヒューストン・テキサンズとのトレードで獲得されて以来、ブラウンズの先発として9勝10敗、タッチダウン19回、インターセプト12回、パサーレーティング80.7を記録している。

今年1月28日に就任したモンケンHCは、複数のケガに見舞われてきたにもかかわらず、ワトソンの運動能力を高く評価し、次のようにコメントした。

「驚きとは言わないが、見ていてワクワクする。彼の運動能力は武器であり、スーパーパワーの1つだ」

ワトソンはドラフト2巡目指名を受けた新人ワイドレシーバー(WR)デンゼル・ボストンにロングパスを通した。ボストンはコーナーバック(CB)テイソン・キャンベル二世やセーフティ(S)ロニー・ヒックマンJr.にマークされながも、エンドゾーンでそのキャッチを決めた。

昨年、ワトソンのブラウンズでの将来には暗雲が立ち込めていたが、モンケンHCは全員に白紙の状態からスタートさせたと話している。

モンケンHCは「彼にまだチャンスがあり、自分の能力を示し、今の自分のレベルを確認できる機会があるというのは、本当に素晴らしいことだと思う。私は大賛成だ」と語った。

波乱に満ちたルーキーシーズンを過ごしたサンダースも、オフシーズンでの成長ぶりが高く評価されている。ドラフト5巡目指名を受けたサンダースは、大きな注目を集める中でシーズン最後の7試合で先発し、3勝4敗、タッチダウン7回、インターセプト10回、パサーレーティング68.1を記録。その一方で、フットワークやプレーブックの習得に苦戦する場面もあった。

「シェドゥーアはプレーの展開やボールの出し方、戦術の理解という点で、飛躍的な進歩を遂げたと思う。彼は本当に大きく成長した」とモンケンHCはコメントしている。

モンケンHCがどのクオーターバックに対しても満足していなかった点は、チームドリルの一部で見られたインターセプトやパスミスだった。

「ああ、7対7で何度かインターセプトがあった。まったく、誰がそんなことをするんだ? パスラッシュもないのに。情けない話だ」とモンケンHCは振り返った。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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