困難な昨季を経て引退を検討していたコルツCBウォード、「そういう形でキャリアを終えたくなかった」
2026年05月22日(金) 13:09
インディアナポリス・コルツのコーナーバック(CB)シャーベリウス・ウォードは、度重なる脳しんとうに見舞われた昨シーズン、自らの将来について思い悩み、一時は現役引退まで検討していた。
しかし、30歳のウォードはそういう形でキャリアに幕を閉じることを望まなかった。
チームの公式サイトによると、ウォードは現地20日(水)に「今は落ち着いている」と語ったという。
「自分自身と向き合ってきたし、昨シーズンのような終わり方でキャリアを締めくくりたくはなかった。自分の力ではどうにもできないことがたくさん起き、精神的にも思っていたほど準備ができていなかった。だから、今シーズンは家族を呼び寄せ、より近くにいてもらうことにした。家族がそばにいて、満たされた幸せな状態でいることは、自分にとって大きな助けになるはずだ」
コルツでの1年目、ベテランコーナーバックのウォードは7試合の出場にとどまった。引退を検討した要因は脳しんとうへの懸念だけではない。ウォードは、2024年に1歳11カ月の娘アマニ・ジョイちゃんを心臓の病により亡くした痛みも、理由の一つだったことを認めている。
「昨年もモチベーションはあったが、悲しみを抱えながら無理に自分を奮い立たせようとしていたところがあった」とウォードは振り返る。
「でも今は幸せだし、ハードなトレーニングに励んでいる。体調も以前よりずっといい」
脳しんとうと子どもを亡くしたショックが、ウォードを苦境に追い込んだ。だが、2026年を迎えた今は、当時とはメンタル面がまるで違うと話している。
「去年は自分がベストな状態ではないことは分かっていた」とウォードは語った。
「心と頭が整っていなければ、キャリアや仕事がうまくいくはずもない。このオフシーズンは心と頭を整えることに努め、一人の男として、一人の人間として、そして幸せな人間として満たされるようにしてきた。フィールドの外で幸せなら、フィールドで何をすべきかは分かっている。今の人生とキャリアにおいて、それは自然とついてくるはずだ」
ウォードを支えた要因の一つは、1歳半の息子チャベリアス・ジュニアくんの存在だ。
「息子が俺の人生に再び光を灯してくれた」とウォードは言う。
ウォードの物語は、60分間の試合や数多くの練習でのプレーは分析できても、フィールドに立つ選手たちの人生には、それ以上に多くのことが関わっていると改めて思い出させてくれる。
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