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クオーターバック4人全員を「気に入っている」とスティーラーズHCマッカーシー

2026年05月22日(金) 13:11

ピッツバーグ・スティーラーズのマイク・マッカーシー【AP Photo/Gene J. Puskar】

ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)ルームは突如として過密状態となった。

キャリアの集大成に挑むアーロン・ロジャースの復帰に加え、チームはドラフト3巡目でドリュー・アラーを指名している。これにより、ベテランのメイソン・ルドルフと2年目のウィル・ハワードを含め、4人のシグナルコーラーがそろう。

現地20日(水)、新ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーはうれしい悩みだと語り、4人全員をロースターに残す方法を見つけたいと、冗談めかして話している。

マッカーシーは「4人とも気に入っている。それは断言できる」と語った。

「このポジションは常に層を厚くし、育成していかなければならない。それが一貫した方針だ。(ジェネラルマネジャー)オマール・カーンがロースター枠を55人に拡大して、4人を維持できるようにしてくれるといいね。本当に素晴らしいメンバーだ。しっかりプレーできる選手が4人もいるというのは、非常に良い状況だ」

42歳のロジャースが先発であることは周知の事実だ。焦点は、残る3人がどのような立ち位置に収まるかにある。

ピッツバーグからの情報によれば、ルドルフが最も放出しやすい存在である一方、スティーラーズはロジャースが負傷した場合に備え、経験豊富な2番手としてルドルフをとどめておきたい意向のようだ。ハワードはルーキーイヤーに1度もスナップに参加していないが、このオフシーズンは称賛を浴びており、今春の早い段階からセカンドチームの練習に参加している。ただ、単純に計算すれば、ロースターに残るには激しい争いを勝ち抜く必要があるだろう。 またスティーラーズは、アラーにドラフト3巡目の指名権を使っている。新しいスタッフからメカニクスの徹底的な見直しを受けていると報じられていることもあり、このルーキーを早々に切り捨てるのは考えにくい。

マッカーシーは「メイソンは経験が豊富だ」と語っている。

「ウィルとドリューについても、できる限りの育成を試みている。ウィルについては、ここに在籍していたという事実がある分、ドリューよりも一歩先を行っている状態だ」

4人のクオーターバックを維持するのは極めて異例なことだ。そうなれば、スティーラーズは他のポジションで人員不足に陥る可能性がある。理想を言えば、若手のうち1人をカットした上で練習生として登録したいところだが、それでは他チームに引き抜かれるリスクにさらされることになる。

トレーニングキャンプやプレシーズンでのプレーを中心に、オフシーズンの活動が進むにつれて、より明確な全体像が見えてくるはずだ。

ロジャースは経験があり、マッカーシーのオフェンスも熟知している。そのためスティーラーズは、先発が確定している他の多くのチームよりもレップスを分配しやすい。攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・アンジェリコは今週初め、4人全員が等しくチャンスを得られるようレップスを分割する計画があることを明かしている。

『Pittsburgh Tribune-Review(ピッツバーグ・トリビューン・レビュー)』によると、アンジェリコは「マッカーシーはクオーターバックの育成トレーニングについてよく話している」と語ったという。

「このシステムがある以上、4人のクオーターバックがいるのは素晴らしいことだ。われわれは本当に楽しみにしている。彼ら全員が成長を続けられるよう、どのようにレップスを割り振るかについて、しっかりとした計画がある」

最後の一花を咲かせるためにロジャースが戻ってきたが、それはピッツバーグのQBパズルの一部を埋めたに過ぎない。残されているのは、他のメンバーがどのような序列に落ち着くかを見極めることだ。

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