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49ers、ファルコンズOCシャナハンをHCに指名

2017年02月07日(火) 13:18

アトランタ・ダルコンズのカイル・シャナハン【AP Photo/David Goldman】

ようやく、サンフランシスコ・49ersがアトランタ・ファルコンズの攻撃コーディネーター(OC)カイル・シャナハンをチームのヘッドコーチ(HC)に招聘(しょうへい)していることを明らかにした。

シャナハンは先日ジョン・リンチがジェネラルマネジャー(GM)に就任したばかりのチームに加わることになる。リンチは現役時、シャナハンの父親であるマイク・シャナハンの下、デンバー・ブロンコスでセーフティ(S)として活躍。今では殿堂入りも有力視されている人物だ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはシャナハンとリンチは双方とも6年契約になりそうだと報じた。ラポポートは加えて、シャナハンには53人のロースター決定権が与えられ、リンチはチーム運営におけるその他の面に携わる予定だとも伝えている。

第51回スーパーボウルではまさかの大逆転負けを喫したファルコンズ。そして、1週間ほど前の方が輝いていたようにも見えるシャナハン。しかし、この1試合だけでシャナハンが指揮した2016年のファルコンズを語ることはできない。1試合平均33.8点を生み出す圧倒的な攻撃を形成したシャナハンは今年のアシスタント・コーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。チームはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)を制覇し、クオーターバック(QB)マット・ライアンも今年のオフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出された。

シャナハンは1試合平均トータルヤード(415.8ヤード)、1プレー平均ヤード(6.7ヤード)においてチーム記録を樹立させた。また、ランニングバック(RB)テビン・コールマン、ワイドレシーバー(WR)テイラー・ガブリエルの才能を開花させ、最高クラスのWRフリオ・ジョーンズ、RBデボンタ・フリーマンと共に破壊力抜群の攻撃陣を形成した。誰がターゲットになっても得点を奪えるその攻撃陣は他のチームを委縮させている。だが、シャナハンの攻撃スタイルにおいて10人や11人の違ったターゲットで攻めるのは珍しいことではない。

これらの数字やファルコンズのフィールド上での覚醒が、多方からの注目をシャナハンに集め、それは今シーズン、リーグでも最低の数字を叩き出した49ers(1試合平均獲得ヤードは31位、最下位の32位に沈むのはロサンゼルス・ラムズ)の目にも留まった。

シャナハンとリンチは様々な難題を抱えることになるはずだ。49ersのロースターにはタレントの数が非常に少なく、QBに関しては未定である。レギュラーシーズン、ラムズ戦でのまさかの勝利で2017年ドラフト1巡目全体指名権がするりとその手から泳いでいった。現段階ではシャナハンのラン重視の攻撃スタイルに足りないピースが多すぎる。何よりもまず、QBとRB(カルロス・ハイドがその役割を担う可能性)の溝埋めに焦点を当てるだろう。

ラポポートは月曜日、もうじきフリーエージェントとなるワシントン・レッドスキンズのQBカーク・カズンズがシャナハンの第1希望であるとも報じていたが、カズンズにはレッドスキンズのフランチャイズタグが付けられる可能性もある。

ロースターの再構築、および、シャナハンの戦術にマッチする選手という観点からすれば、今年はシーズン途中の負傷で離脱した、契約延長済みのタイトエンド(TE)バンス・マクドナルドの復帰が待ち遠しいだろう。類まれな身体能力を誇るパスキャッチャー、マクドナルドのポテンシャルは高い。現在、制限なしのフリーエージェントであるWRジェレミー・カーリーが支えたレシーバー陣もマクドナルドに頼るのは間違いない。

『OverTheCap.com(オーバー・ザ・キャップ)』によると、 49ersにとって一番うれしいのは2017年のサラリーキャップにおよそ8080万ドル(約90億3000万円)分のスペースがあるということだ。課題が山積みのシャナハンとリンチにとって、使える額が大きいに越したことはない。

シャナハンは1試合平均トータルヤード(415.8ヤード)、1プレー平均ヤード(6.7ヤード)においてチーム記録を樹立させた。また、ランニングバック(RB)テビン・コールマン、ワイドレシーバー(WR)テイラー・ガブリエルの才能を開花させ、最高クラスのWRフリオ・ジョーンズ、RBデボンタ・フリーマンと共に破壊力抜群の攻撃陣を形成した。誰がターゲットになっても得点を奪えるその攻撃陣は他のチームを委縮させている。だが、シャナハンの攻撃スタイルにおいて10人や11人の違ったターゲットで攻めるのは珍しいことではない。

これらの数字やファルコンズのフィールド上での覚醒が、多方からの注目をシャナハンに集め、それは今シーズン、リーグでも最低の数字を叩き出した49ers(1試合平均獲得ヤードは31位、最下位の32位に沈むのはロサンゼルス・ラムズ)の目にも留まった。

シャナハンとリンチは様々な難題を抱えることになるはずだ。49ersのロースターにはタレントの数が非常に少なく、QBに関しては未定である。レギュラーシーズン、ラムズ戦でのまさかの勝利で2017年ドラフト1巡目全体指名権がするりとその手から泳いでいった。現段階ではシャナハンのラン重視の攻撃スタイルに足りないピースが多すぎる。何よりもまず、QBとRB(カルロス・ハイドがその役割を担う可能性)の溝埋めに焦点を当てるだろう。

ラポポートは月曜日、もうじきフリーエージェントとなるワシントン・レッドスキンズのQBカーク・カズンズがシャナハンの第1希望であるとも報じていたが、カズンズにはレッドスキンズのフランチャイズタグが付けられる可能性もある。

ロースターの再構築、および、シャナハンの戦術にマッチする選手という観点からすれば、今年はシーズン途中の負傷で離脱した、契約延長済みのタイトエンド(TE)バンス・マクドナルドの復帰が待ち遠しいだろう。類まれな身体能力を誇るパスキャッチャー、マクドナルドのポテンシャルは高い。現在、制限なしのフリーエージェントであるWRジェレミー・カーリーが支えたレシーバー陣もマクドナルドに頼るのは間違いない。

『OverTheCap.com(オーバー・ザ・キャップ)』によると、 49ersにとって一番うれしいのは2017年のサラリーキャップにおよそ8080万ドル(約90億3000万円)分のスペースがあるということだ。課題が山積みのシャナハンとリンチにとって、使える額が大きいに越したことはない。