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パッカーズQBロジャースが鎖骨骨折、今季中の復帰は困難か

2017年10月16日(月) 09:03

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Jim Mone】

2017年のシーズン、グリーンベイ・パッカーズのチャンピオンシップ制覇の夢が危ぶまれている。

現地15日(日)に開催されたミネソタ・バイキングス対パッカーズ戦の第1クオーターでエースクオーターバック(QB)のアーロン・ロジャースが鎖骨を骨折した。エース不在となったパッカーズはバイキングスに23対10で完敗。パッカーズは『Twitter(ツイッター)』上でリーグ最高峰のQBが今季絶望となる“可能性”も示唆した。

ポケット外から突進してきたバイキングスのラインバッカー(LB)アンソニー・バーによる全体重のかかったタックルを受けたスターQBロジャースは肩から地面へとたたきつけられた。このプレーによってフラッグは投げられていない。離脱するエースに代わってフィールドに登場したブレット・ハンドリーがロジャースと交代時の“ハイタッチ”を交わそうとした際、ロジャースは利き腕である右手ではなく左手を差し出していた。

「チームにとってロジャースの負傷離脱は計り知れない打撃だが、われわれは前に進んでいくしかない#GBvsMIN」

ロジャースが鎖骨を骨折したという今回のニュースは11月初旬に鎖骨を骨折した2013年のシーズンを思い出させる。同年、負傷から7週間後に復活したロジャースは第17週のシカゴ・ベアーズ戦に出場してプレーオフ進出決定に大きく貢献した。しかしながら今回、過去の負傷とは異なるのは前回骨折した鎖骨が左側であり、今回はスローイングを行う方の右側の鎖骨が折れたということだ。

先週のダラス・カウボーイズ戦でも大逆転劇を演出したロジャースがパッカーズを勝利へと導くチームの大黒柱であるということは証明されたはずだ。

2015年にドラフト5巡目で指名を受けた新人QBハンドリーは新人として同年のプレシーズンのパスレーティング(129.6)でリーグトップの記録を残していた。2017年のドラフト時にはトレード要員にもあがっており、他チームからの興味も引いていたようだ。パッカーズのコーチ陣はハンドリーがNFLの先発QBとして十分に通用する選手にまで成長したとも述べている。

「QBポジションに関し、今後はブレット・ハンドリーがわれわれの司令塔となる。ジョー・キャラハンがそのバックアップだ。この体制で今後の試合に臨む#GBvsMIN」

毎度MVP候補に名前が挙がるロジャースによるパフォーマンスと経験不足の若手QBによるパフォーマンスとではチームが思う以上の差が生じてしまうのではないだろうか。

脂(あぶら)の乗ったロジャースが好調を維持しているということもあり、チームは今季に2011年以来初めてとなるチャンピオンシップ制覇への期待を高めていた。ロジャースが2013年のレギュラーシーズンのように最後の最後で復活するようなことがなければ、パッカーズが第52回スーパーボウルを制するチャンスを得ること自体も怪しまれてくるだろう。

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