「チーム史上2番目の選手になりたい」とレイブンズLBモズリー
2018年01月30日(火) 11:15
レイブンズのラインバッカー(LB)C.J.モズリーは自分の価値を理解している。
過去4シーズンで3度プロボウルに選出されているモズリーはチームが昨オフシーズンに行使した2018年度の5年目のオプション以降も同チームとの契約延長を希望しており、その可能性が十分にあることを認識している。
さらに、たとえどれほどの活躍をしようともレイ・ルイスにだけには敵わないとモズリーが認めている点は興味深い。
先週末、プロボウルゲームを前にしたモズリーは『ESPN』に対して「俺は変化を好まないし、新天地で新たなスタートを望むタイプの人間でもない。俺はみっちり4年間をアラバマ大学で過ごした。高校も1つだけだったし、中学でも転校はしていない。俺はボルティモアにとどまることを望んでいるし、自分のキャリアはこの土地で終えたい。ラインバッカーとしてチーム史上2番目の選手として刻まれたい」と語った。
ほとんどのアスリートは1番になりたいと発言するのだが、ボルティモアにいるモズリーはそのトップの座を奪うことがほぼ不可能であることを理解しているのだ。
ルイスは1,592タックル、41.5サック、31インターセプトの記録を残してキャリアを終え、2度のスーパーボウル制覇も経験している。モズリーがルイスの記録に到達するのにタックルはあと1,234回、サックは33.5回分、スーパーボウルのリングは2つ足りていない。
それでも、少なくとも伝説的LBのルイスを脅かすレイブンズの若手LB選手を挙げるとするならば、モズリー以外にいないだろう。ルイスのデビュー4年とモズリーのデビュー4年を比較してみよう。モズリーがプロデビューから4年間で328タックル、8インターセプト、8サックを積み上げていた一方で、ルイスはプロ入り後4年間でタックル483回、インターセプト7回、サックは13回を記録していた。
モズリーが最終的にルイスのレベルにまで到達できるかどうかは誰にもわからないが、一つだけ確信できるのは、今後のレイブンズがモズリーに対して複数年契約を提示し、全力で流出を防ぐだろうということだ。
モズリーは次のように語っている。
「契約やお金に関する話にはまだ触れていない。誰もがレイブンズの組織を心の底から尊敬している。レイブンズのコーチやチームメイト全員のことが大好きだし、ここでキャリアを終えたいと本気で願っている」
【S】