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パンサーズ、ハーニーが正式にGM就任

2018年02月22日(木) 10:35

カロライナ・パンサーズのマーティ・ハーニー【AP Photo/Chuck Burton】

暫定ジェネラルマネジャー(GM)のマーティ・ハーニーが正式にカロライナ・パンサーズのGMに就任した。

チームは現地21日(水)、ハーニーをフルタイムのGMに指名したと発表。昨年7月にデーブ・ジェトルマンがGMを解雇されたのを受け、暫定扱いでパンサーズのフロントオフィスの任務を引き継いでいたハーニーは、2002年から2012年までパンサーズのGMを務めた経験がある。声明文の中で、ハーニーは次のように述べた。

「この組織とは常に強いつながりを感じてきたし、ここにいる人々のおかげでこの職はNFLの中でも最も素晴らしいものであるとも思っている。(ジェリー)リチャードソン氏やティナ(ベッカー/COO)の2人が当初からオープンかつ正直でいてくれたことや、私を信じてくれたことに対して本当に感謝している。離れていた間に多くを学んだ後、昨年は暫定の役割を得ることとなった。ロンとこのチームをより前進させるためには自分が最適な人物ではないかと感じている。素晴らしい核となる選手たちがいるので、今このチームが向かっている未来に胸が高鳴っている」

パンサーズはバッファロー・ビルズのカレッジスカウト部長であるレイク・ドーソン、デトロイト・ライオンズの元GMマーティン・メイヒュー、そして、ヒューストン・テキサンズのアシスタントGMであるジミー・レイ三世ともGM職について面談したものの、最終的に選択したのはハーニーだった。

ハラスメント行為に関する元妻からの告発を受けてNFLが調査した結果、ハーニーにはNFLが定める個人の行動規範の違反がなかったことが先週判明した。

ハーニーが正式にGMとなったことで、来週から始まるスカウティングコンバインを皮切りにフリーエージェント(FA)やドラフトへの対応を控えるパンサーズのフロント陣はある程度の継続性を保つことができる。

また、職場での不適切な行為が原因でオーナーのリチャードソンが申し立てを受け、チームが売却プロセスの最中にある今、ハーニーを正式なGMに任命したことでチームには少なくともしばらくは一貫性を持つことが可能となったはずだ。

COOのベッカーはこのような声明を発表している。

「昨季に暫定的な役割を見事にこなしてくれたマーティをわれわれの正式なジェネラルマネジャーとして招くことができて光栄に思います。マーティの指揮や先見の明はこのチームの基礎を構築する手助けとなり、彼の今季の活躍は再びこのチームがプレーオフに進出するために大いに役立つはずです。マーティであれば試合に勝利し、チャンピオンシップを勝ち取ることのできるロースターを形成してくれると私たちは信じています」

10年以上務めたハーニーの第一次GM政権時代にパンサーズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区を2度制覇し、スーパーボウルに1度出場、NFCチャンピオンシップ戦には2度出場、プレーオフには合計3回出場を果たしている。

ハーニーが暫定GMを務めた2017年シーズンにはパンサーズは11勝5敗でプレーオフに進出し、ワイルドカードラウンドでニューオーリンズ・セインツに敗北した。

【S】