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ブロンコス、QBシーミアンをトレード要員に?

2018年02月22日(木) 11:39

デンバー・ブロンコスのトレバー・シーミアン【AP Photo/Jack Dempsey】

来週に迫るNFLスカウティングコンバインに伴ってさまざまなうわさや憶測が飛び交うのは通例だ。

内部改革を開始するデンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンの将来は今、全く定まっていないようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地21(水)、積極的にクオーターバック(QB)ポジションの刷新を図るブロンコスがQBシーミアンをトレード可能にする方針を採るようだと情報筋の話を元に報じた。

来季のロースターには2016年のドラフト1巡目指名選手であるパクストン・リンチに加え、新たな2人のQBが入る予定だともラポポートは伝えている。

ブロンコスはフリーエージェント(FA)市場に登場するカーク・カズンズに破格の買値を付けると予想されている。それでも、仮にそのオファー内容が元ワシントン・レッドスキンズのエースQBを魅了するに至らなかった場合、次なるブロンコスの狙いはケイス・キーナムやAJ・マカロン、テディ・ブリッジウォーター、そして、サム・ブラッドフォードとなるだろう。

また、来たるドラフトにおいて全体5位指名権を持つブロンコスには将来有望なQBを獲得する可能性も残されている。さらには最終手段として、もしジョン・エルウェイが望めばだが、ブロンコスがバッファロー・ビルズのQBタイロッド・テイラーをトレードで獲得することも可能であろう。

シーミアンに関しては市場で大きな需要がある選手とはならない見込みだ。ドラフト下位で指名を受けたシーミアンはリリースを免れそうにはない。ただし、絶不調だった昨シーズンを別の話とすれば、シーミアンをバックアップとして獲得するチームが現れても不思議ではないだろう。

元ブロンコスの攻撃コーディネーター(OC)リック・デニソンが現在は新たなQBを欲しているニューヨーク・ジェッツでアシスタントコーチを務めていること、また、シーミアンの元QBコーチであるグレッグ・ナップがアトランタ・ファルコンズに在籍していることには留意しておくべきだ。現在のファルコンズは控えQBであるベテランのマット・ショーブに代わるQBを探している。

シーミアンが最終的にどこに行き着くのかは誰にも予想できないが、一つだけ明白なのはブロンコスがQBポジションの変革を本気で行う意向だということだ。

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