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パスインターフェアのペナルティは現状維持が濃厚

2018年03月23日(金) 11:24

フィールドに置かれたフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

ディフェンシブパスインターフェア(DPI)へのペナルティを15ヤードのペナルティに制限しようという動きは勢いを失った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタは現地22日(木)、NFL競技委員会がスポットファールから15ヤードのペナルティだけに制限するルール変更にあまり乗り気ではなく、来週開催される年次リーグミーティングでオーナーに対する承認勧告を行わない見込みだと伝えた。

NFL副社長のトロイ・ビンセントが『ESPN』に対してこのルール変更に関する議論には確かに“勢い”があったと明かした後で、バティスタは今回の報道を行っている。結局のところ、その勢いは急速にしぼんでしまったようだ。

リーグのコーチ陣がその議論に関与し始めてから事態は急転したとのこと。DPIを15ヤードのペナルティに制限する際の大きな懸念は、ディフェンシブバック(DB)が縦に深く切り込んだレシーバーをつかむ行為を誘発するというものだった。これに対し、ルール変更が支持されていた理由はたった一つのインターフェアによるペナルティが試合の結果を大きく左右することへの懸念であった。『ESPN』によれば、パスインターフェアに対して与えられた15ヤード以上のペナルティは昨年度に129回もあったようだ。

最終的に、競技委員会は現状維持の方向で話をまとめたようだ。

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