最終的にクリーブランド・ブラウンズは2018年ドラフト1巡目全体1位で指名した新人クオーターバック（QB）ベイカー・メイフィールドにチームの命運を託すことになるだろう。

しかしながら、現在のところはベテランQBタイロッド・テイラーが攻撃陣のカギを握っており、ロッカールームの人気者となっているようだ。

現地3日（火）、NFL情報番組『NFL Network（NFLネットワーク）』にゲストとして登場したブラウンズのラインバッカー（LB）クリスチャン・カークシーはテイラーのリーダーシップを称賛していた。

また、現地5日（木）放送の『The Rich Eisen Show（ザ・リッチ・イーサン・ショー）』でイーサンからオフシーズン中のテイラーの様子を問われたワイドレシーバー（WR）ジャービス・ランドリーは次のように答えている。

「すばらしい。本当にすばらしいんだよ。彼のリーダーシップや肩の強さ、正確性もそうだが、彼はとても落ち着いている。タイロッドが先発クオーターバックだろう。ヘッドコーチ（HC）のヒュー（ジャクソン）とオフェンスのスタッフがそういったことを決定するのは百も承知さ。それは確実だ。それでも、彼らはOTA（チーム合同練習）やミニキャンプを通じてタイロッドには相当な感銘を受けたに違いない」

ブラウンズが今オフシーズン中にバッファロー・ビルズからトレードで手に入れたテイラーは、トレーニングキャンプを前にして先発が予想されている。テイラーとメイフィールドとの間にし烈な競争が生じる可能性がある一方で、ランドリーは現在の序列には何の問題もないと見ている。

ランドリーはテイラーがビルズ時代にプロボウルに選出され、ボルティモア・レイブンズがスーパーボウルを制覇した際のメンバーであったことも指摘している。

これらの経験値を踏まえると、テイラーのリーダーシップの下でゲームを学びながらその時を待つこともメイフィールドにとっては有益となるはずだ。

ランドリーは最後にメイフィールドについてもこのように語っている。

「ベイカーはそのポジションで成長するための良い機会だと考えているようだ。スーパーボウルの舞台を経験し、プレーオフに行ったことがなかったビルズをプレーオフに導いたタイロッドのような男からメイフィールドは学ぶことができる。それは同時に競争ともなるだろうが、どちらの選手が先発を務めても全くおかしくはないとも思っている」

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