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2年目の飛躍を誓うジャガーズRBフォーネット

2018年07月10日(火) 10:32

ジャクソンビル・ジャガーズのレナード・フォーネット【AP Photo/David J. Phillip】

昨季のジャクソンビル・ジャガーズはすぐさま新人ランニングバック(RB)のレナード・フォーネットを攻撃陣のエンジンとして起用した。フォーネットはそれに応える形で13試合に出場し、1試合平均20.6回となる合計268回のランアテンプトでリーグ全体4位の成績を収めている。

クオーターバック(QB)ブレイク・ボートルスが相手を倒そうと大胆にも空中戦を多く選択して固いディフェンスに阻まれる中、フォーネットが屈強な相手に突っ込んで潰される場面もしばしば見られた。昨季のフォーネットは1キャリー平均3.9ヤードを記録し、このシーズンに100ヤード以上を記録したプレーヤーの中で30位にランクインしている。フォーネットの1キャリー平均は同じくルーキーだったアルビン・カマーラ(6.1ヤード、1位)やカリーム・ハント(4.9ヤード、4位)に大きな差をつけられていた。

プロ2年目に入ったフォーネットは1キャリー平均ヤードの改善に取り組んでいるようだが、昨シーズンの数字自体はさほど思い悩んでいないようだ。

フォーネットは先月、『The Florida Times-Union(ザ・フロリダ・タイムズ・ユニオン)』を通じて「最終的なところで言えば自分の問題ではないし、1キャリー平均の問題でもない。ただ、勝つか負けるかという話になる」と語っている。

フォーネットはオフェンスを率いるチームの馬車馬として昨季の飛躍に一役買っている。フォーネットは100ヤード超えを5試合でマークし、1回以上のタッチダウンを8試合で記録。ただし、故障によって数試合に制限がつき、3試合を欠場していた。

今季は健康の維持やスタッツ改善の一環としてオフシーズン中の減量にも取り組んだフォーネットは、より身軽な状態で今月下旬のトレーニングキャンプに参加する予定だ。

フォーネットは「体重に関しては大学時代の223パウンドや224パウンド(約101.5㎏、101.6kg)がベストだと思う。やらないよりやった方がいいだろう。平均的なプレーヤーにはなりたくない。平均以上になりたいし、試合の中では1番うまくプレーしたい。軽くなったし、動きも素早くなった。爆発力が違う気がする」とも述べている。

昨季のフォーネットはジャガーズ攻撃陣の改善に役立ってはいたものの、チーム自体はケガでフォーネットを不在とした期間中に3勝無敗、95対14と不調には陥らなかった。より大きな野望を掲げる今季のチームにとってパスゲームには多少の疑問が残っていると言える。ジャガーズはより動きにキレの増したフォーネットにラッシングアタッカーとして再び攻撃陣をけん引してほしいと願うはずだ。

【S】