チーフス、3年約47億円で元テキサンズのSマシュー獲り
2019年03月12日(火) 15:32
“ハニー・バジャー(ミツアナグマ)”の愛称で親しまれるタイラン・マシューがカンザスシティへと向かう。
カンザスシティ・チーフスが元ヒューストン・テキサンズのセーフティ(S)マシューと3年4,200万ドル(約46億8,000万円)で契約を交わすようだ。これは現地の情報筋を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。
マシューはフリーエージェント(FA)市場に登場したSとして、ワシントン・レッドスキンズが6年8,400万ドル(約94億円)の契約を提示したランドン・コリンズに次いで2番目に市場から消えることとなる。ラポポートは平均年俸1,400万ドル(約15億6,000万円)というコリンズの契約額によってマシューの価値が吊り上がった後で、チーフス側が話をまとめ上げたようだと伝えた。
マシューの加入はカンザスシティでのSエリック・ベリーのプレー終了を意味している。ファンに愛されてきたベリーだが、今後3年を通じたベースサラリーの合計が3,520万ドル(約39億円)で故障も多く、2017年シーズンの開始から数えてレギュラーシーズンのゲームに登場したのはわずか3回となっていた。
より若く、健康で、信頼感のあるマシューはここ2シーズンを通じて1度も欠場していない。先シーズン、その実力を証明すべく単年700万ドル(約7億8,000万円)でテキサンズと契約したマシューは本領を発揮し、インターセプト2回に加え、キャリアハイとなるサック3回を記録し、合計タックルは89回をマークした。
FA市場に登場してサラリーの上昇を狙っていたマシューに対し、チーフスは倍増となる契約額を提示し、さらには、キサンズとの当初の契約にはなかった保証をも与えた。
マシューの加入によって、先シーズンは1試合平均で273.4パスヤードを許し、リーグ31位に沈んだチーフスのセカンダリー陣はすぐさま改善へと向かうはずだ。NFLネットワークのマイク・ガラフォロによると、チーフスは内部の雰囲気を変えることができ、毎週競い合うことが可能なディフェンシブバックを欲していたようだ。マシューであればその役割にピッタリ合うはずだ。
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