レイダースWRブラウンが認定ヘルメットで練習参加
2019年08月21日(水) 07:44
アントニオ・ブラウンが現地20日(火)、オークランド・レイダースのチームメイトのもとに戻ってきた。ヘルメットを手に。
報道陣に公開された練習の大半はヘルメットを使用しない内容だったが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のMJアコスタが情報筋の話として伝えたところによれば、ブラウンはヘルメットを着用したオフェンスのドリルに参加していたという。
ヘルメット問題の渦中にあるブラウンが着用したヘルメットのメーカーもモデルも不明だ。
セッション後、練習中のブラウンが認定されたヘルメットを着用していたと明かしたレイダースのヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンは、日曜日にジェネラルマネジャーのマイク・マヨックが発行した声明を暗に示しつつ、「認定済みのヘルメットだ。当然。私はそう理解している。彼が来てくれて本当にうれしい。彼は素晴らしいプレーヤーだ」とコメントした。
ブラウンがヘッドギアの必要がない序盤の練習に姿を見せた後、このヘルメットに関する一報がもたらされたが、レイダースの選手たちがヘルメットを着用してストレッチやウオームアップに励むようになると、ブラウンはいったんフィールドを後にしている。その後、ヘルメットを着けぬまま戻ってきた。
MJアコスタは『Twitter(ツイッター)』にブラウンの様子を伝える動画を投稿、「メディア公開の練習終盤になってアントニオ・ブラウンがフィールドに復帰。手にはヘルメットなし(頭にも)」とつぶやいている。
Antonio Brown heads back to the field as the open portion of practice comes to a close for the media. No helmet on hand (or head). #Raiders @nflnetwork pic.twitter.com/n8AfwJLTbS
— MJ Acosta (@MJAcostaTV) August 20, 2019
前日19日にはNFLネットワークのイアン・ラポポートが、31歳のブラウンが希望するヘルメットの着用を求めて再度、異議申し立てを実行したと報道。8月12日に最初の抗議が棄却されたブラウンは、新しいヘルメットを着用するまで1年の猶予期間を与えられている他の選手たちと同じ権利を与えられるべきだと主張して抗議している。
グルーデンHCは「抗議は笑い事ではない。彼にとっては重要なこと」とも述べた。
また、ブラウンは低温治療室で発症した足の凍傷の治療にも励んでいたが、どうやらこの問題はすでに過去のものとなったようだ。
グルーデンによると、「彼はとても良い。われわれがやっていることに関して素晴らしいリテンションを見せている。オフシーズンのプログラムは何ら逃していない。チームと一緒だったし、ミーティングにも参加している。彼が戻ってきてとにかく良かった。彼の体調はすこぶるいい。ハードに走っているし、良いルートを走っている」とのことだ。
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