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ドルフィンズがプロボウラーのSジョーンズをリリース

2020年03月12日(木) 10:37


マイアミ・ドルフィンズのレシャッド・ジョーンズ【AP Photo/Adrian Kraus】

このオフシーズンに他のどこにもひけをとらないキャップスペースを手にするマイアミ・ドルフィンズが、長年共に戦ってきた選手と別離の道を選び、さらにキャップスペースを広げている。

ドルフィンズはプロボウルに選出された経験のあるセーフティ(S)レシャッド・ジョーンズをカットすることを発表した。最初にこれを報じたのは『ESPN』だった。

ドルフィンズのジェネラルマネジャー(GM)であるクリス・グリアはチームが『Twitter(ツイッター)』に投稿したメッセージの中で「われわれはレシャッドがマイアミ・ドルフィンズのためにしてくれたこと全てに感謝したい」と述べている。

「レシャッドのことはジョージア大学で彼と時を共にしたときから知っており、彼が到達できたことの全てに深く感銘を受けてきた。彼の前途を祈っている」とグリアは続けている。

セカンダリーに補充を行うことがフリーエージェント(FA)におけるドルフィンズの最優先事項であり、そうするための手段はある。2度のプロボウラーをリリースすることで、『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によればすでに8,810万ドル(約91億8,000万円)が手元にあるチームはさらに540万ドル(約5億6,000万円)を使えるようになる。

けががなければ今も生産性の高い選手であるジョーンズは、自らに合う場所を見つけるだろう。2017年から2018年シーズンにはインターセプト5回、タッチダウン3回を記録し、その前のシーズンには2度目のプロボウル選出を経験している。しかし、2019年はけがの影響を受け、わずか4戦に出場して故障者リスト上でシーズンを終えた。それによって、再建中のドルフィンズでカットの筆頭候補となってしまったのだ。

32歳のジョーンズには、3年前にリーグ最高額のSとなった契約がまだ2年残っている。

ドルフィンズは2010年ドラフトでジョーンズを指名した。すぐに5巡目指名以上に値するパフォーマンスを発揮し始めたジョーンズは、2年目にフルタイムの先発となる。10年のキャリアを通じ、ジョーンズはインターセプト21回、タックルフォーロス41回を記録している。

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