トゥルビスキーはQB争いに正面から挑むとベアーズHCナギー
2020年06月02日(火) 17:21
世間の憶測によると、シカゴ・ベアーズがクオーターバック(QB)ニック・フォールズをトレードしたのはQBミッチェル・トゥルビスキーの控えとしてではなく、むしろ現職の先発QBを取り替えるためだという。
現地3日(月)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』に出演したベアーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ナギーは、トゥルビスキーは冷静にこの状況に対応していて、オフシーズンのトレーニングが始まり次第、2人のQBを競わせるつもりだと強調した。
「トゥルビスキーは本当に良くて、正面から挑むことにしてくれている」とナギーは語った。「彼はこの状況を受け入れて、理解している。われわれは全員が競争好きだが、人間でもあるからね。“分かった、俺と競争させるためにもう一人連れてくるんだな”というのには真実味がある。最初はきっとショックでも、その後は“やってやろうじゃないか”という感じだよ」
ここ数週間、ナギーはフォールズとトゥルビスキーが先発の座を争うことになると、何度も口にしている。だがベアーズがトゥルビスキーの5年目オプションを拒否してから、シカゴに大きな変化が訪れているのは明らかだ。
どのような競争であれ、フォールズが振るわないシーズンを終えたばかりのトゥルビスキーを上回るという結果が予想される。
ところがナギーは、トゥルビスキーには仕事が続けられる妥当なチャンスが与えられると主張し、フォールズの追加に25歳のQBは組織の期待通りに対応してくれたと述べている。
「こうやってベアーズを良くしていくのだと、そこはわれわれコーチが言うところだ」とナギーは話している。「これからチーム全体の中でどんどん競争が起こる。他にも競り合っているところは既にあるよ。当然、ここが焦点で、彼らはよくやってくれている。トレーニングキャンプに入った時、どうなるかが楽しみだ。その先のプレシーズンの試合とレギュラーシーズンも。2人ともうまく対応してくれる。繰り返しになるが、人と正直に向かい合えば、人生のいろいろなことがスムーズにいくんだ。彼らは競技者であり、そしてまっとうな人間だ。きっと成功させてくれると信じている」
どちらのQBもけがに悩まされてきた過去を考えると、2020年のどこかの時点で両者とも必要になることをナギーは分かっている可能性が高い。
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