チーフス戦を控え、「ディフェンダーが14名いればいいのに」とドルフィンズHC
2020年12月10日(木) 13:06
ヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスが舵を取るマイアミ・ドルフィンズは8勝4敗であり、ポストシーズン進出に向けて良い位置にいる。仮に、今季を強い形で締めくくることが可能だとすれば、だ。
ドルフィンズのラスト1カ月の対戦相手にはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)でピッツバーグ・スティーラーズと1位タイになっているカンザスシティ・チーフス(11勝1敗)が含まれる。思わずひるんでしまうようなタスクに聞こえるが、3勝差はそれほど悪くない位置づけであり、フローレスのチーム――特に試合平均の被得点で2位につけるディフェンス陣――には戦う準備ができている。
フローレスHCにはクオーターバック(QB)パトリック・マホームズを中心とするオフェンス陣と対戦した経験が豊富にある。ニューイングランド・ペイトリオッツの守備コーディネーター(DC)だった頃には、マホームズ率いるチーフスとレギュラーシーズンとポストシーズンの両方で競り合った。
「彼らを止めるのは難しいことを覚えている。今でもハードだし、おそらく前より厳しくなっているだろう。彼らには素晴らしい選手がたくさん加わった」とフローレスHCは言う。
「彼らにはちょっとした闘争本能が加わった。マホームズがそれを持ち込んだ。(TEのトラビス)ケルスが持ち込み、(Sのタイラン)マシューが持ち込み、守備面では(DTのクリス)ジョーンズがいる。水の中に血の匂いをかぎ分ければ、彼らはそれを追いかけていくんだ」
フローレスHCはレシービングヤードという点でリーグで2番目と3番目に優れたパスキャッチャーを擁するチームを止める方法を探さなければならない。しかも、それがすべてではない。
WRタイリーク・ヒルとケルスをいかにカバーするかとの質問に対し、フローレスHCはこう応じた。
「(WRのサミュエル)ワトキンスに誰をあてる? (WR)メコール・ハードマンは誰を? (WRデマーカス)ロビンソンはどうする? バックスにも対処しなければならない。(クライド・エドワーズ)ヒレアーは良いRBだし、リビオン・ベルもだらけてはいない」
「ディフェンダーが14名いればね。そうならよかった」
そうならばよかったが、11名でドルフィンズに何ができるかは今週の日曜日に分かるだろう。
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