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ビルズQBアレンとカーディナルスQBマレーがシーズン第15週最優秀選手に

2020年12月24日(木) 05:02


バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Jack Dempsey】

若く将来有望なクオーターバックの活躍が目立つ今季にあって、シーズン第15週も急成長するシングルコーラーのパフォーマンスが顕著だった。

11月に2020年シーズンで最も記憶に残るであろう試合を展開したジョシュ・アレンとカイラー・マレーの2人は、勝ち星が重要な意味を持つシーズン第15週にそれぞれのチームを勝利へと導き、現地23日(水)午前に公表されたNFLの週間最優秀選手に選ばれた。

アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)マレーは33対26で勝利したサンデーゲームのフィラデルフィア・イーグルスとの試合で合計4回のタッチダウンを決め、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の週間最優秀攻撃選手を受賞。マレーはパス成功率75%を記録しており、獲得ヤード数はキャリア最多の406ヤードをマークした。パスでは3回のタッチダウン、インターセプトはわずか1回にとどまり、29ヤードを稼いだランでは1タッチダウンも挙げている。

バッファロー・ビルズの司令塔を務めるQBアレンは土曜日に行われたデンバー・ブロンコス戦に48対19で勝利し、パスとランでそれぞれ2回ずつ、合計4タッチダウンを記録してAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の週間最優秀攻撃選手に選ばれた。ビルズが1995年以来となるAFC東地区タイトルを決めた試合で、アレンは359パスヤード、2タッチダウン、インターセプトはゼロを達成。2回の得点を挙げたランでは33ヤードを走った。

AFC週間最優秀守備選手賞にはインディアナポリス・コルツのディフェンシブタックル(DT)ディフォレスト・バックナーが選ばれている。バックナーはコルツが27対20で制したヒューストン・テキサンズ戦で、サック3回、タックル4回に加えて1回のファンブルフォースを記録した。

カンザスシティ・チーフスのパントはそれほど知られていないかもしれないが、ニューオーリンズ・セインツ戦で好パフォーマンスを発揮したパンター(P)トミー・タウンスエンドがAFC週間最優秀スペシャルチーム選手の栄光に輝いた。チーフスが32対29でセインツに勝利した試合でタウンスエンドはフィールドポジションの争いにおいて重要な役割を果たし、セインツ陣地20ヤード以内に3回も蹴り込み、6回のパントで最長61ヤードを記録している。

NFC週間最優秀守備選手として選出されたのはタンパベイ・バッカニアーズの2年目ラインバッカー(LB)デビン・ホワイトだ。アトランタ・ファルコンズ戦で31対27のバッカニアーズ勝利に貢献したホワイトはタックル12回、タックルフォーロス4回、サック3回、パスディフェンス2回と好成績を残し、ファルコンズ攻撃陣を恐怖に陥れた。

NFCのスペシャルチーム部門ではシアトル・シーホークスのPマイケル・ディクソンが見事な活躍で週間最優秀選手の名誉に預かった。4回訪れたディクソンのパントではすべてが敵陣20ヤード以内に蹴り込まれ、平均50.8ヤードを記録。シーホークスはワシントン・フットボール・チームに20対15で勝利している。

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