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太っ腹な寄付でナンバー7を確保したバイキングスCBピーターソン

2021年04月28日(水) 14:58


パトリック・ピーターソン【AP Photo/Kyusung Gong】

ミネソタ・バイキングスのコーナーバック(CB)パトリック・ピーターソンは、パープルとゴールドのユニフォームを着たことでルイジアナ州立大学(LSU)時代を思い出したのだろう。

プロボウルに8度選出されているピーターソンはジャージーナンバーを7番に戻したかった。バイキングスでこの番号を着ているバックアップクオーターバック(QB)のネイト・スタンリーが譲ってくれれば、先ごろ承認されたばかりのナンバー使用上の制限緩和のもと、ピーターソンの希望は叶う。

2人のチームメイトの間で取引が成立した。スタンレーがナンバーを14に変え、ピーターソンはスタンレーの出身校であるウィスコンシン州メノモニー高校のフットボールプログラムに新しいショルダーパッドを寄付する。

スタンレーのメノモニー高校時代のコーチを務めたパット・ラブダによると、この取引は同高校に大きな影響を与えたと言う。

ラブダは「われわれの高校には10年、長いものでは15年使い続けたショルダーパッドがたくさんある。そのほとんどは買い替えが必要なくらい使い込まれていた」と『Pioneer Press(パイオニア・プレス)』のクリス・トマソンに話している。

トマソンによると、スタンレーは恩師に連絡をとって10個のパッドの寄付を手配したとのことだ。ラブダは「いいものは1セット200ドルから300ドル(約2万2,000円から3万2,000円)」すると見ており、ピーターソンは数千ドル(数十万円)分の太っ腹な寄付をしたことになる。

ベテランのピーターソンにとって馴染みのナンバーを確保することは、それだけの価値があったということだ。

ピーターソンは「高校でも大学でもいつも着ていた番号だ」と自身のポッドキャスト『All Things Covered(オール・シングス・カバード)』でブライアント・マクファーデンに述べている。「着ていると落ち着くんだ。それに7番が原点だから、自分のルーツに戻って7番でこれからも活躍したいと思ったんだよ」

「パープル&ゴールドに戻って、今度は7番も昔と同じだぜ!」

【R】