2020年シーズンにオプトアウトしたドンタ・ハイタワーは今年、ニューイングランド・ペイトリオッツに戻ってくる。ヘッドコーチ（HC）ビル・ベリチックのディフェンスにおけるベテランラインバッカー（LB）の価値は決して過小評価できず、その不在は大いに惜しまれていた。

ハイタワーを含め、何人かがオプトアウトしたことで、ポスト・トム・ブレイディ時代最初のシーズンはさらに苦しいものとなった。戻ってきた31歳のハイタワーは、彼の元QBとホームで対戦する日付に丸印を付けているという。それはシーズン第4週にやってくる。

「“12”にまた会えるのはうれしいぜ」とハイタワーは『Boston Globe（ボストン・グローブ）』のスタン・グロスフェルドに語った。「俺は練習でずっと長い間彼と対戦していた。試合で対戦するのが楽しみだよ」

ブレイディにヒットし、サックすることに意味があるとハイタワーは言い、もうすぐ44歳のQB相手に手加減するのではとの推測を鼻で笑った。

「ああ、つまり、“ソフトにサック”するってこと？」と彼は言う。「ないない。彼にそんなの通用するわけがない。彼はタッチダウンを狙ってるんだぜ」

「絶対ないね。ラインの間ではフットボールをするだけだ。彼だってそれ以外のことは予想してないだろう」

第4週のペイトリオッツとバッカニアーズの激戦の前には、主にブレイディとベリチック、それぞれのレガシーの定義等々の話題で盛り上がることだろう。しかし、他にも物語はたくさんある。長年彼のチームメイトだった選手たちは、彼が違うチームをスーパーボウルに連れていき、再び勝利するのをテレビで見ているしかなかった。そして、ハイタワーのように初めて本気で元QBに向かっていく機会を得て、闘志を燃やす元チームメイトたちもいる。

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