ワシントンが今週末にショーン・テイラーの21番を永久欠番に
2021年10月15日(金) 10:39ワシントン・フットボール・チームが最高の選手の一人に敬意を表する。
ワシントンが故ショーン・テイラーに敬意を払い、今週末にカンザスシティ・チーフスをフェデックスフィールドに迎えて行われる試合で、テイラーのジャージーナンバーを永久欠番にする。チームが現地14日(木)にこのイベントについて発表した。
傑出したセーフティ(S)だったテイラーは、2007年11月に起きた悲劇によって人生を終えるまで、プロボウルに2度、オールプロのセカンドチームに1度選ばれている。2007年11月26日にマイアミの自宅で強盗犯に撃たれたテイラーは、その翌日に24歳で亡くなった。
命が奪われたとき、テイラーはプロフットボールの殿堂に向けたキャリアの最初の数歩を歩み出したところだった。それから14年が経ち、ワシントンが21番をフランチャイズ3つ目の永久欠番にしようとしている。
永久欠番についての発表タイミングが、木曜日に批判を呼んでいた。ラスベガス・レイダースのジョン・グルーデン元ヘッドコーチ(HC)が辞任に追い込まれた一件によって、グルーデンから元ワシントン球団社長のブルース・アレンに送られた一連のメールを対象に含めた、チームの運営状態に対する調査に再び注目が集まった頃合いだったからだ。グルーデンからアレンらに送られたメールには人種差別や同性愛嫌悪、女性蔑視をうかがわせる表現が使用されていた。当時、グルーデンはNFLチームでは働いていない。これらの騒動が、月曜日にグルーデンの辞任につながっていた。
ワシントンはテイラーについての発表タイミングやイベント――100名近い元ワシントンプレーヤーの栄誉を称えるセレモニーを含む――までの期間の短さについて、木曜日に次のような声明を発表した。
「われわれは今週末のショーン・テイラーへのトリビュートを、ショーン・テイラーのご家族と協力し、同窓生たちの週末のアクティビティの一部として、開幕前から計画してきた。ショーン・テイラーの友人やご家族、チーム同窓生たちと共に(スタジアム前の道路を)“ショーン・テイラー・ロード”と改称する機会を心待ちにしており、ファンや同窓生が来場する試合の中で、同窓生のホームカミングウイークエンドのアクティビティの一環として公式に彼のジャージーを永久欠番とすることにエキサイトしている。もっと多くの通知がほしかったファンには謝罪申し上げるとともに、これからも来月にわたって行われるショーン・テイラーのレガシーへのトリビュートについてファンと共有していく」
ワシントンの球団社長であるジェイソン・ライトは『Twitter(ツイッター)』で次のように述べていた。
We wanted to do something long overdue by retiring players' numbers. Months ago we planned for Bobby Mitchell and Sean Taylor to be the first two. Seeing the reaction, I'm very sorry that the short notice does not properly reflect the impact Sean had. President's Brief to come…
— Jason Wright (@whoisjwright) October 14, 2021
「選手のナンバーを永久欠番にすることで、長く延期されていたことをしたかった。数カ月前にわれわれはボビー・ミッチェルとショーン・テイラーをその最初の2人にすることを計画していた。リアクションを見て、この突然の報せがショーンのもたらしたインパクトをきちんと反映していないことに申し訳なく思っている。社長声明は間もなく発表される・・・」
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