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パンサーズQBニュートンの調査が今週中にも終了か

2016年09月19日(月) 18:11


パンサーズQBキャム・ニュートン【AP Foto/Chuck Burton】

シーズン開幕戦に起きたカロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)キャム・ニュートンへの頭部タックルに関する対処方法をめぐり、NFLとNFL選手会によって実行されている調査が今週には終わりを迎えそうだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地18日(日)、NFLの情報番組『NFL GameDay First(NFLゲームデイ・ファースト)』の中で今回の騒動のカギとなるパンサーズ職員、チーム医療関係者、また、その他の関係者との面談が遂行されたと伝え、「調査は両者とも順調に進んでおり、特にNFL審判団はパンサーズ側の職員、その現場にいたチーム医療関係者、同様に現場におりニュートンに何も異常がなかったかどうかを確認するためのビデオを要求した他の関係者たちと話し合い、最終的にニュートンは試合に出場しても問題ないという判断になると伝わっている」と語った。

ラポポートは続けて、「これは証拠となる全てのビデオを徹底的に調べ上げた結果だそうだ。まだニュートン本人には面談が行われていないが、そのうちに始まるかもしれない。この問題は対処側の問題であるからしてニュートンへの面談が必ずしも必要とされるかは分からない。とにかく、われわれはこの件があともう少しで解決され、今週の初め頃には終わるのではないかと期待している。他に重要な要素として、ニュートンには脳震とうの症状の兆候すらまだ表れていないということだ」ともコメント。

ニュートンはデンバー・ブロンコスとの開幕戦、複数回に渡りヘルメットにタックルを受けたものの、ブロンコスのセイフティ(S)であるダリアン・スチュワートによる最後のタックルのみがファウルとなっていた。ラポポートは先週、チームの内科医がそのシーンのビデオを再検証したと報じた。ニュートンはタックルを受けた後もスナップをミスすることはなかった。

スチュワートとブロンコスのラインバッカー(LB)ブランドン・マーシャルにはニュートンのヘルメットへのタックルによって罰金が科せられた。NFL審判部門副社長のディーン・ブランディーノはマーシャルによるニュートンへの頭部タックルもファウルとされるべきであったと認めた。

かつてNFLでヘッドコーチ(HC)を務め、現在はNFLネットワークの解説を務めるスティーブ・マリウッチはNFL選手審議会のメンバーでもあり、先週の『NFL GameDay Morning(NFLゲームデイ・モーニング)』の中で、審判団によってどれだけ真剣にヘルメットどうしの衝突がファウルにされているのかを審議会で議論すると語っていた。