ニュース

バイキングスRBピーターソン、半月板を損傷

2016年09月21日(水) 05:42


半月板損傷が明らかになったバイキングスRBエイドリアン・ピーターソン【AP Photo/Andy Clayton-King】

今季はまだ始まったばかりだが、ミネソタ・バイキングスはケガからの復帰に長けていることを証明してきた。そしてまた、その強さが試される事態に直面している。

バイキングスのヘッドコーチ(HC)を務めるマイク・ジマーは現地19日(月)、『NFAN』に対して日曜日のグリーンベイ・パッカーズ戦でランニングバック(RB)エイドリアン・ピーターソンが半月板を損傷したと明かした。ジマーは後に、ピーターソンが現在「次の治療とどのような選択肢を採るかを判別するために評価プロセスを進めている」とも説明している。

膝靱帯断裂の基準から言えば、比較的悪いニュースではないかもしれない。ピーターソンがロッカールームに搬送される際には重苦しい空気がただよい、ピーターソンがACL(膝前十字靭帯/じんたい)損傷で今季絶望の恐れを抱く者が多かったのだ。復帰の予定はまだ分からないが、それでも、ピーターソンが今回のケガから復帰する確立は高い。ジマーはピーターソンが今週の試合でプレーする可能性も完全には否定していない。

また、ピーターソンにはすでに奇跡的な復帰を果たした過去もある。ただ、バイキングスが今回のケガに関して長期的な視野で考えたがっているのは確かだろう。チームは今季2連勝中でスーパーボウルの可能性もある。ピーターソンはまだ31歳であり、今季は19キャリーを記録している。フィールドに戻ってくるまでに完全復活を果たしてもらいたいと考えても不思議ではない。

また、バイキングスには代役を務められるだけの経験豊富なバックフィールドがいる。RBジェリック・マッキノンとマット・アシアータはこのシステムになって3年を過ごしており、ピーターソンが息子への虐待で起訴された2014年には2人合わせて約300キャリーをマークした。