故障者情報:ベアーズLBトレバサンが手術、LBヒューストンはACL断裂
2016年09月21日(水) 23:25
現地20日(火)、前日のマンデーナイトフットボールでフィラデルフィア・イーグルスに29点を奪われ、敗戦を喫したシカゴ・ベアーズに追い打ちをかけるニュースが入った。
ベアーズでヘッドコーチ(HC)を務めるジョン・フォックスがラインバッカー(LB)ダニー・トレバサンが親指の負傷により水曜日に手術を受けると明かした。HCフォックスはまた、手術やリハビリなどを踏まえてもトレバサンの今シーズンが終わったわけではないことも強調している。
第1週、ヒューストン・テキサンズとの敗戦試合でトレバサンは11タックル(単独7回、アシスト4回)をマーク。第2週のイーグルス戦では限られた動きの中で新人クオーターバック(QB)のカーソン・ウェンツに対するタックルを含む4タックルを記録した。トレバサンは今オフシーズンにベアーズと4年2,800万ドル(約28億5,000万円)で契約。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えるところによれば、ベアーズのディフェンス陣に起きたさらなる不運はアウトサイドラインバッカー(OLB)ラマー・ヒューストンが膝十字靭帯(じんたい)断裂により手術を余儀なくされること、そして、ディフェンシブタックル(DT)エディー・ゴールドマンが足首上部の負傷により4週間ほどの離脱を強いられることである。
トレバサンは強力なパスストッパーとしてチームから期待されて契約し、守備コーディネーター(DC)ビック・ファンジオが目指す3-4フォーメーションでも重要な役割を担っている。また、昨シーズンに8サックをマークしたヒューストンはベアーズのパスラッシャーとして重要な存在だった。2016年シーズンの幕が上がり、すでにディフェンス陣に難を抱えているベアーズにとって1週間のうちに両プレーヤーを失うことは相当に痛い出来事であった。
その他、20日に判明した各チームのケガ情報:
1.ベアーズはQBジェイ・カトラーが親指を負傷し、HCのフォックスが「様子を見ながらいく。カトラーには手術は必要なさそうだ」と語っている。
2.地方ラジオ局『KNBR』によると、サンフランシスコ・49ersは肺を負傷したOLBレイ・レイ・アームストロングを故障者リストに登録したとのこと。
3.アトランタ・ファルコンズは新人セイフティ(S)キーヌ・ニール(膝)が今週にも練習を開始し、第3週のニューオーリンズ・セインツ戦から復帰する可能性があると地元紙『The Atlanta Journal-Constitution(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション)』が報じた。
4.カロライナ・パンサーズのSディーン・マーロウィーは日曜日に行われた49ers戦でデビューを飾ったものの、ハムストリングの故障を悪化させて故障者リストに登録された。マーロウィーは今季絶望となり、2016年シーズンの早すぎる閉幕となった。
5.ニューイングランド・ペイトリオッツは20日、タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキー(ハムストリングス)、LBドンタ・ハイタワー(膝)、QBジミー・ガロポロ(肩)が練習を制限した。