49ersのWRディーボ・サミュエルに契約締結の兆しなし
2022年07月21日(木) 13:48ベテラン勢のトレーニングキャンプ集合日まで1週間を切った今も、ワイドレシーバー(WR)サンフランシスコ・49ersにおけるディーボ・サミュエルの状況は不確かなままだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地20日(水)に伝えたところによれば、サミュエルと49ersの延長契約に関しては、近いうちに何らかの動きがある様子はないという。また、ベテラン勢の集合日である現地26日(火)にサミュエルが合流するかも分からないようだ。
ペリセロはさらに、サミュエルと49ersは連絡をとっており、長期契約について話し合っているものの、キャンプ開始が近づく中で両陣営がどれほど契約締結に近づいているかは不明だと報じた。
サミュエルと49ersについては、火曜日にサミュエルのトレーナーがこのレシーバーが“報酬を受ける”と発言したことで話題になったものの、現実とは少しタイムラインがずれているようだ。
サミュエルは4月に49ersにトレードを要請したが、ペリセロによればチーム側はこれを拒否し、オールプロのレシーバーをチームにとどめるとの姿勢を断固として保ってきたという。6月初めに参加必須のミニキャンプがスタートした際、サミュエルは現地にいたものの、チームドリルには参加しなかった。
2019年NFLドラフトの2巡目で指名されたサミュエルは、今季にベースサラリーとして398万ドル(約5億5,002万円)を受け取ることになっている。チームとの契約下にあるため、トレーニングキャンプに参加しなかった場合は罰金の対象になる。一方で、キャンプには集合するもののドリルに参加しない“ホールドイン”が行われる可能性もある。
ペリセロが指摘するように、サミュエルはホールドアウトすることも、ホールドインすることも、“通常の仕事のように”集合することもできるが、状況は今のところ不透明だ。
サミュエルは3年目だった2021年にNFLトップのキャッチ平均18.2ヤードをマークし、キャリアハイのキャッチ77回、1,405レシービングヤード、レシービングタッチダウン6回と、365ラッシングヤード、ラッシングタッチダウン8回を記録。この年に初めてのプロボウルおよびオールプロ選出を果たしている。
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